フロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオの頂上決戦がPPVの売上記録を更新
ドリームマッチにふさわしい新記録が誕生です!フロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオを放送したHBOとShowtimeが、PPVの視聴世帯数を発表。フロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオのPPV視聴世帯数は、過去最高の248万世帯を大きく上回り、史上最高となる440万世帯を記録しました。売上は驚異の4億ドル。PPVが全く売れない時代にすさまじい記録が誕生しました!
PPVは「スポーツやエンターテインメントをはじめ、特定のコンテンツに対して、お金を支払う視聴方式」です。アメリカでは、ボクシングやUFC、WWEのビッグイベントはPPVで放送され、視聴者はイベントごとに、お金を払って、コンテンツを購入(番組を視聴)しています。PPVの視聴料金はコンテンツによって変わりますが、ボクシングの平均PPV視聴料金は50ドル前後です。
PPVのセールスは、日本のCDアルバムのセールスをイメージしていただくと、わかりやすいかもしれません。アメリカのPPVの視聴世帯数と日本のCDアルバムのセールス枚数は、よく似ていて、近年は「100万セールスでメガヒット」というイメージです。CDが売れない時代に400万枚セールのアルバムが誕生すると大ニュースになりますよね?アメリカのPPVコンテンツも同じ感覚です。
世界中のファンが待ちに待ったフロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオのドリームマッチは、PPV視聴料金が、史上最高の99.95ドル(ハイビジョン画質)に設定されました。アメリカはテレビ離れ、PPV離れが深刻で、正直なところ「400万世帯は、さすがに無理じゃないかな?」と思っていたのですが、400万世帯をはるかに上回る、すまさじい新記録が誕生しました!
ちなみに、ボクシングのPPV売上トップ3は、第1位がフロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオ(440万世帯)、第2位がフロイド・メイウェザー対オスカー・デラホーヤ(248万世帯)、第3位がフロイド・メイウェザー対サウル・アルバレス(220万世帯)。地球上で誰よりもPPVを売ることができる「PPVスーパースター」フロイド・メイウェザーの存在感が際立つ結果になっています。
試合内容や視聴料金をはじめ、賛否両論だったフロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオのドリームマッチ。終わってみれば、やっぱり「実現してよかったなあ」が本音です。両雄の対戦が決定して、どこへ行っても「メイウェザー対パッキャオ、どっちが勝つと思う?」という話題で持ちきり。おかげで、国籍や世代を問わず、友だちが一気に増えて、楽しい時間を過ごすことができました。
さらに、フロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオが実現したことで、ボクシング以外のイベントが負けないように奮闘している「相乗効果」もすごくうれしいです。2014年に株価が大暴落し、3億ドルが吹き飛んだWWE。開催前は「今年のレッスルマニア、大丈夫かな?」と心配でしたが、ザ・ロック、HBK、トリプルH、さらに、ロンダ・ラウジーが競演する超豪華な祭典でした!
残念ながら「2015年の目玉」フロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオを現地観戦する夢はかないませんでした。でも、ボクシングを通じて出会った友だちとWWEのレッスルマニア、NBAのプレーオフ、サッカーのリーガとプレミアを満喫できた2015年の序盤戦に感謝です。近い将来、ボクシングのビッグマッチをみんなで観戦して、先送りになった楽しみを味わいましょう!