2度目の引退へ！フロイド・メイウェザーがマニー・パッキャオ再戦を改めて否定

再戦を改めて否定です！48戦全勝のレコードを誇る5階級制覇チャンピオンのフロイド・メイウェザーが6階級制覇の実績を誇るマニー・パッキャオと再戦する可能性を改めて否定。9月12日（日本時間9月13日）に開催されるアンドレ・ベルト戦がラストファイトになることを公言しました。

フロイド・メイウェザー対アンドレ・ベルトの記者会見が行われる前、フロイド・メイウェザーは 「ベルト戦がラストファイトか？」と質問されると「49戦目だよ」と回答。現役続行に含みを持たせていましたが、記者会見が終わり、Showtimeの単独インタビューに対して「オレはもう若くない。健康が何より大事なんだ。9月12日がラストファイトだよ」と改めて引退を示唆しました。

2015年5月、フロイド・メイウェザーは48連勝をかけて、マニー・パッキャオと対戦。結果は、フロイド・メイウェザーが12ラウンド判定勝ちを飾り、世紀のスーパースター対決は幕を下ろしました。面識のある皆さんはご存知のように、管理人は「メイウェザーに判定で勝ってほしい」と思っていました。理由は「9月に必ず再戦が実現する」と考えていたからです。

管理人は、フロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオのドリームマッチを「孤独が天才を呼ぶのか」「希望が英雄を呼ぶのか」という位置づけで楽しんでいたので、初戦で負けた「ピープルズ・チャンピオン」マニー・パッキャオが「完全無欠の王様」フロイド・メイウェザーを「ラストファイト」で撃破するシナリオこそ、最もドラマチックだと考え、再戦を激しく期待していました。

ところがどっこい、初戦の直後、マニー・パッキャオ陣営が肩を負傷していたことを公表。2015年9月の再戦は実現せず「ラストファイト」で拳を交えるボクサーはアンドレ・ベルトに決まりました。フロイド・メイウェザーの最強伝説が完結すると見せかけて、マニー・パッキャオの英雄伝説が大逆転で完結することを期待していたんですけどね。筋書きのないドラマ、難しいなあ。

なお、フロイド・メイウェザーはShowtimeの単独インタビューに対して「積み重ねてきた48勝のすべてが、オレの地位を築いてくれた。すべての勝利が大事だけど、48戦目の勝利（パッキャオ戦の勝利）が最も重要だってことは間違いないよ」とコメントしています。

フロイド・メイウェザーが改めて引退を公言したことで、アンドレ・ベルト戦のあと「2度目の引退」をすることは間違いなさそうです。一方で、フロイド・メイウェザーの性格やアメリカのボクシング事情を考えると「2度目の現役復帰」の可能性もゼロじゃない気がします。フロイド・メイウェザーが50連勝をかけて、再びマニー・パッキャオと拳を交える日はやってくるのでしょうか？

フロイド・メイウェザーがアンドレ・ベルトに勝利して49連勝を飾れば「禁断の再戦」の扉が開かれるかもしれません。フロイド・メイウェザーと再戦して勝つ可能性があるボクサーは、地球上で「奇跡のボクサー」マニー・パッキャオだけだと思うんですね。孤独が天才を呼ぶのか？希望が英雄を呼ぶのか？もう一度、観戦したいなあ。アンドレ・ベルト戦はいろんな意味で注目ですね！