ウェルター級12回戦
前IBF世界 ウェルター級チャンピオン |
ショーン・ポーター(アメリカ) 戦績:26戦24勝15KO1敗1分 |
エクアドル同級 | エリック・ボネ(エクアドル) 戦績:17戦16勝8KO1敗 |
ショーン・ポーター対エリック・ボネの試合内容
無念の王座陥落から7か月。ショーン・ポーターが再起戦でエリック・ボネと激突します。当初、ショーン・ポーターはロベルト・ガルシアと対戦する予定でした。ところが、減量に失敗したロベルト・ガルシアが直前になって試合を放棄。日本人の感覚からすると、むちゃくちゃですね。
そんなわけで、急きょ、選ばれた対戦相手に選ばれたボクサーがエクアドル出身のエリック・ボネです。ちなみに、ショーン・ポーターの試合は、アル・ヘイモンがプロデュースする「Premier Boxing Champions」で開催され、テレビ放送が決まっていました。試合中止を回避できて、ひと安心。ショーン・ポーターはドタバタの再起戦で復活をアピールできるでしょうか?
試合は、左ジャブを突きながら低い体勢から飛び込んで得意のフックを狙うショーン・ポーターに対して、エリック・ボネが左ジャブと右アッパーで応戦する展開で始まります。ショーン・ポーターがタイミングを変えながら、エリック・ボネの懐へ飛び込もうとしていますね。
試合が進むにつれて、ショーン・ポーターがエリック・ボネをロープへ詰めるシーンが増えます。ロープへ詰めると、ショーン・ポーターのパワフルな連打が生きますね。逆に、エリック・ボネはリングの中央で戦ったほうが持ち味を発揮できる印象です。
「ポーターのペースになってきたね。でも、ボネも必死に我慢して反撃してるよ。ポーターが飛び込んでくるところへカウンターを当てたいなあ」と思っていると、5ラウンド中盤、ショーン・ポーターがボディブローを叩き込み、追撃を嫌がったエリック・ボネがリングにヒザを突きます。
試合が再開されると、ショーン・ポーターが距離を詰め、強烈なボディブローを連打!エリック・ボネも必死にボディブローで応戦しますが、ショーン・ポーターにロープへ詰められてしまい、ディフェンスをするだけで、精一杯の状況に追い込まれてしまいます。
最後は、ショーン・ポーターがパワフルなフックを連打し、エリック・ボネが崩れ落ちたところで勝負あり。7か月ぶりにリングへ戻ってきたショーン・ポーターが、緊急参戦したエリック・ボネに5ラウンドKO勝ちを飾り、再起戦で復活をアピールしました。
ショーン・ポーターがバランスに気をつけながらエリック・ボネを仕留めた試合でしたね。フィニッシュの連打は、ショーン・ポーターの持ち味が詰まったラッシュで「ロープへ詰めると、本当に強いなあ」と改めて感じました。負けちゃいましたけど、緊急参戦したエリック・ボネにも拍手です!
ショーン・ポーター対エリック・ボネの試合結果
試合結果 | ショーン・ポーターの5ラウンドKO勝ち。 |