ライトヘビー級10回戦
WBC世界 スーパーミドル級2位 |
ヒルベルト・ラミレス(メキシコ) 戦績:30戦全勝24KO |
WBC世界 ライトヘビー級10位 |
マキシム・ウラソフ(ロシア) 戦績:31戦30勝15KO1敗 |
ヒルベルト・ラミレス対マキシム・ウラソフの試合内容
メキシコ期待のヒルベルト・ラミレスが、ロシアのマキシム・ウラソフと激突するライトヘビー級ノンタイトルマッチ。全勝サウスポーのヒルベルト・ラミレスは、世界ランカーのマキシム・ウラソフを撃破し、悲願の世界タイトル挑戦へ駒を進めることができるでしょうか?
試合は、左ジャブから右ストレートのワンツーを狙うマキシム・ウラソフに対して、サウスポーのヒルベルト・ラミレスが右ジャブと左ストレートをコンパクトに打ち込みながら右フックの返しを狙う展開で始まります。お互いのストレートが当たっていますね。
「ラミレスもウラソフもパンチがコンパクトだね。一撃で倒すタイプじゃない感じだけど、まともに被弾するとダメージが蓄積されそうだなあ。打たせずに打つボクシングの勝負になりそうだぞ」と序盤の攻防に注目する管理人。ヒルベルト・ラミレスもマキシム・ウラソフもパンチがコンパクトで、パンチを当てる技術は高いですね。おもしろい勝負になりそうな立ち上がりです。
序盤は、ヒルベルト・ラミレスが手数で主導権を握る展開となり、迎えた3ラウンド。ヒルベルト・ラミレスの強烈な左ボディブローがヒットし、マキシム・ウラソフの動きが鈍ります。みぞおちを打たれたマキシム・ウラソフは呼吸がめっちゃ苦しそうです。なりふり構わず距離を取って、ダメージの回復に努めます。ヒルベルト・ラミレスはボディ打ちがうまいですね。
「ラミレスが完全に主導権を握りそうな雰囲気だね」と思ったのですが、6ラウンド開始40秒、マキシム・ウラソフのショートの右フックが顔面をとらえ、ヒルベルト・ラミレスの動きがガクンと鈍ります。決して強いパンチではなかったと思うのですが、ヒルベルト・ラミレスの勢いが失速しちゃいました。ヒルベルト・ラミレスは打たれ強いボクサーではないのかもしれませんね。
ダメージと疲れの影響で、スピードが落ちてきたヒルベルト・ラミレスに対して、マキシム・ウラソフはボディのダメージを我慢しながら反撃しています。マキシム・ウラソフは必死にプレッシャーをかけてパンチを繰り出しますが、ヒルベルト・ラミレスがロープを背にしながらギリギリでよけています。ヒルベルト・ラミレスはスタミナが限界に近い印象です。
終盤は、マキシム・ウラソフがヒルベルト・ラミレスを追い回し、ヒルベルト・ラミレスが応戦する展開が続き、10ラウンド終了のゴングが鳴り響きます。採点の結果、3人のジャッジすべてがヒルベルト・ラミレスを支持。ヒルベルト・ラミレスが10ラウンド判定勝ちを飾りました。
ヒルベルト・ラミレスがギリギリのところで全勝をキープしましたね。ヒルベルト・ラミレスもマキシム・ウラソフも世界ランカーですが、ライトヘビー級、スーパーミドル級のどちらにチャレンジするにしても、世界チャンピオンがめっちゃ強い階級なので、あらゆる部分で上積みがほしいですね。全勝をキープしたヒルベルト・ラミレスの進化に期待しましょう!
ヒルベルト・ラミレス対マキシム・ウラソフの試合結果
試合結果 | ヒルベルト・ラミレスの10ラウンド判定勝ち。 【公式ジャッジの採点結果】
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