スーパーフライ級8回戦
元2階級制覇チャンピオン | 八重樫東(日本) 戦績:25戦20勝10KO5敗 |
タイ同級 | ソンセーンレック・ポスワンジム(タイ) 戦績:12戦1勝11敗 |
八重樫東選手とソンセーンレック・ポスワンジムの試合内容
2連敗からの復活を目指す八重樫東(やえがし・あきら)選手が、タイのソンセーンレック・ポスワンジムを迎える注目の再起戦。八重樫東選手は、ソンセーンレック・ポスワンジムに実力の違いを見せつけ、復活をアピールすることができるでしょうか?
試合は、真っ向から距離を詰め、パンチを打ち込もうとするソンセーンレック・ポスワンジムに対して、八重樫東選手が距離をキープしながらカウンターを狙う展開で始まります。八重樫東選手は、ソンセーンレック・ポスワンジムの動きをよく見ながら戦っていますね。
「八重樫選手はカウンターを狙っていると思うんだけど、ソンセーンレックがほとんどパンチを打ってこないね。2ラウンドに入ったら、八重樫選手から崩しにかかりたいなあ」と思っていると、1ラウンド残り10秒、八重樫東選手が狙いすました右ストレートを叩き込み、ダウンを奪います!
「おおお、このパンチを狙っていたんだ。すごいカウンター!」と八重樫東選手に大きな拍手です。ダウンから立ち上がったソンセーンレック・ポスワンジムですが、体を支えるだけで精一杯。終了間際じゃなければ、追撃してフィニッシュできたダメージですね。
2ラウンドに入ると、ダウンを奪われたソンセーンレック・ポスワンジムが自分からプレッシャーをかけます。しかし、八重樫東選手が距離をキープしながらカウンターを打ち込み、主導権を渡しません。ソンセーンレック・ポスワンジムは八重樫東選手のスピードに戸惑っていますね。
八重樫東選手のペースで進み、迎えた2ラウンド残り1分。八重樫東選手が再び強烈な右ストレートのカウンターを叩き込み、ソンセーンレック・ポスワンジムが崩れ落ちます。次の瞬間、レフェリーが迷わず試合をストップ。八重樫東選手が2ラウンドTKO勝ちで復活をアピールしました。
八重樫東選手がスピードとテクニックの違いを見せつけて、再起戦に勝利しましたね。フライ級やスーパーフライ級は強豪が集まる階級ですが、八重樫東選手なら世界チャンピオンに返り咲くチャンスは十分にあると思います。階級と作戦が、王座奪取のポイントになるでしょうか?
八重樫東選手の持ち味のパンチと動きのスピードを最大限に引き出すためには、もしかすると、重い階級のほうが理想的なのかな?相手のパワーと耐久力がアップすることで「打ち合わずに、スピード勝負、テクニック勝負」と吹っ切ることができて、迷いのないボクシングができる気がします。いずれにしても「もう一度ベルトを!」と期待できる再起戦でした!
八重樫東選手とソンセーンレック・ポスワンジムの試合結果
試合結果 | 八重樫東選手の2ラウンドTKO勝ち。 |