ミゲール・コットとアルフォンソ・ゴメスの戦績
チャンピオン | ミゲール・コット(プエルトリコ) 戦績:31戦全勝25KO |
挑戦者 | アルフォンソ・ゴメス(メキシコ) 戦績:23戦18勝8KO3敗2分 |
管理人の予想はミゲール・コットのKO勝ち
管理人が2008年一番注目しているボクサーがミゲール・コットです。プエルトリコ出身の27歳。全勝街道を突き進む2階級制覇チャンピオンは卓越したディフェンス技術と回転の速いコンビネーションブローを武器に、シェーン・モズリー、ザブ・ジュダー、カルロス・キンタナなど数々の強豪を打ち倒してきた攻防兼備のボクサーです。
デビュー当時はディフェンス重視のスタイルだったコットですが、最近は攻撃的な姿勢が目立ちます。KO率も高く、負けん気の強いボクシングスタイルは魅力的ですね。全階級で最も層が厚いウェルター級で、フロイド・メイウェザーと並ぶ2大勢力と言えるでしょう。
さて、今回コットと戦うアルフォンソ・ゴメスですが、2007年7月に「激闘王」、アルツロ・ガッティにTKO勝ちし、一躍名前を上げたタフなメキシカン。攻撃的なボクシングを展開するファイターなので、コットのスタイルとかみ合うでしょう。
激しい攻防が予想されますが、やはり総合力ではコットが上ですね。ゴメスは体格的なアドバンテージがありますが、コットのスピードについて行くことは難しそうです。コットがいつも通りガードを固めてプレッシャーをかけ、上下にコンビネーションを打ち分けることができれば、いくらタフなゴメスと言えども、終盤あたりでKOできると思います。
今回のタイトルマッチのポイントはコットのボディーブローです。コットのボディーブローが早いラウンドからまとも入るようなら、ゴメスにとって厳しい試合となるでしょう。管理人の予想はコットのKO勝利ですが、ゴメスが早いラウンドからできるだけ強いパンチを打ち込み、コットに「パンチがあるな」と思わせることができれば、コットの前進を食い止めて、乱打戦に持ち込むことができるかもしれません。コットの前進は軽いパンチでは止まらないので、ゴメスは一発一発力を込めて打ちたいですね。