ミゲール・コットとアントニオ・マルガリートの戦績
チャンピオン | ミゲール・コット(プエルトリコ) 戦績:32戦全勝26KO |
挑戦者 | アントニオ・マルガリート(メキシコ) 戦績:42戦36勝26KO5敗1無効試合 |
管理人の予想はミゲール・コットの判定勝ち
管理人は当サイトで何度も発言しているように、ミゲール・コットが大好きです。日本人と同じような身長、リーチでありながら、世界の猛者を粉砕し続けているコットの姿は、少年時代にテレビで観たヒーローと、どことなくオーバーラップするところがあり、なぜか応援してしまいます。どんな相手と戦っても真っ向から勝負する勇気と負けん気の強さを観ると、思わず応援したくなるんですよね。
管理人が大好きなコットですが、今回のタイトルマッチばかりはさすがに危ないかもしれません。タフネス(スタミナ、打たれ強さ)だけなら、全階級でもトップ5に入るであろうアントニオ・マルガリートが挑戦者だからです。マルガリートは身長もリーチもあるのに、接近戦の打ち合いにめっぽう強いんです。しかも、手数が多い!
コットがシェーン・モズリーやザブ・ジュダーと戦ったとき、「コット不利」という声がありましたが、管理人は「モズリーもジュダーも強いけど、コット有利だよ」と思っていたんです。強がりでなく、心からそう思っていました。しかし、今回のマルガリートだけは苦しいかもしれません。期待を込めて「ミゲール・コットの判定勝ち」を予想していますが、コットが勝つ姿より、マルガリートが勝つ姿のほうが想像しやすいんです。しかもコットがマルガリートをKOする姿は全く想像できません。
管理人が考える、この試合のポイントはズバリ「マルガリートのアッパー」です。コットはガードが固く、ディフェンスの上手いボクサーですが、ザブ・ジュダー戦のように、ガードの隙間から飛んでくるアッパーをまともにもらってしまうことがあります。今回のマルガリートは連打型の強打者で、左右のフック、左ボディーを連打した後、アッパーを打つのが上手いんです。しかも中間距離、接近戦のどちらでも打てるので、本当に脅威です。
もしメイウェザーなら、アウトボクシングに徹してマルガリートに判定勝ちするでしょう。しかし、負けん気の強いコットが12ラウンド、アウトボクシングに徹することは考えにくいです。どこかで勝負に行きます。もしコットがマルガリートを粉砕するなら、左ボディーがカギになるはずです。前半は離れて戦って、後半勝負。接近戦で両者の拳が交わったとき、マットに沈むのはコットなのか?マルガリートなのか?それとも12ラウンド終了のゴングを聞くのでしょうか?2008年最高の名勝負になるかもしれません。
テレビ放送時間 | 2008年7月28日(月)WOWOWでOA |