デビッド・ディアスとマニー・パッキャオの戦績
チャンピオン | デビッド・ディアス(アメリカ) 戦績:36戦34勝17KO1敗1分 |
挑戦者 | マニー・パッキャオ(フィリピン) 戦績:51戦46勝34KO3敗2分 |
管理人の予想はデビッド・ディアスの判定勝ち
アジア人ボクサー初の3階級制覇を達成したマニー・パッキャオがデビッド・ディアスの持つWBC世界ライト級タイトルに挑戦します。もしパッキャオが勝てば、自身が持つアジア人ボクサーの複数階級制覇記録を更新する歴史的な勝利になりますね。世界的に抜群の知名度と人気を誇るパッキャオがディアスを打ち破れるか、ボクシングファンとして楽しみな一戦ですが、今回はさすがのパッキャオも少し荷が重いような気がします。
まず、気になる点はディアスが手数が多いボクサーであること。ディアスとパッキャオはそれほど体格的に違いはありませんし、パッキャオはタフなボクサーなので、ある程度のパンチなら耐えられると思うのですが、ディアスが体力や手数にモノを言わせて攻める展開になると苦しいでしょう。スーパーフェザー級から上がってきたパッキャオにとって、ディアスのパンチ力と手数は脅威でしょうし、まともにもらわないよう、いつも以上にパンチを警戒しながら戦うわけですから、精神的にもきつい試合になりそうです。
そう考えると、パッキャオのスピードにディアスがついて来られるかどうかが試合のポイントだと思います。ディアスは体力的なアドバンテージを活かして序盤から積極的に前へ出てくると思いますが、パッキャオが序盤でディアスに捕まるようだと苦しいでしょう。序盤はできるだけ、ブロックではなく、フットワークでパンチをかわして、ポイントを取り、後半勝負に持っていくことができれば、4階級制覇の可能性はグッと高まるのではないかと思います。アジア人ボクサー初の4階級制覇の夢は実現するのか?パッキャオがどんな戦法を選ぶのか注目ですね。