IBOスーパーライト級タイトルマッチの試合予想
チャンピオン | リッキー・ハットン(イギリス) 戦績:46戦45勝32KO1敗 |
挑戦者 | マニー・パッキャオ(フィリピン) 戦績:53戦48勝36KO3敗2分 |
管理人の試合予想はリッキー・ハットンのKO勝ち
イギリスを代表する人気ボクサー、リッキー・ハットンと、アジアの英雄、マニー・パッキャオが激突する注目のビックマッチです。IBOスーパーライト級タイトルというマイナータイトルがかかっていますが、リッキー・ハットンとマニー・パッキャオの人気、実力、実績を考えれば、タイトル自体に意味はなく、単純に「どちらが強いのか?」を証明する試合になりそうです。
世界中のボクシングファンが注目するリッキー・ハットンとマニー・パッキャオの試合はアメリカのラスベガスで行われます。現地ラスベガスの賭け率は約2対1でマニー・パッキャオが有利なのですが、管理人は「リッキー・ハットンのほうが有利なんじゃないかな?」と予想します。
管理人が「リッキー・ハットン有利」と予想する最大の理由は、「リッキー・ハットンが手数の多いファイターだから」です。マニー・パッキャオは今や押しも押されぬ「パウンド・フォー・パウンド」で、2001年のリーロ・レジャバ戦から2008年のオスカー・デラホーヤ戦まで、世界中が驚く快進撃を続けていますが、リッキー・ハットンのような「相手が嫌になるほど、タフで手数の多いファイター」と対戦するのは今回が初めてではないでしょうか?
マニー・パッキャオはマイク・タイソンと同じく、試合を決めるフィニッシュブローが強烈、しかも鮮やかで、インパクトに残りやすいため、「強いなあ」という印象がありますが、管理人の中では、打たせずに勝つ頭の良い、スピード豊かなボクサーです。特に、オスカー・デラホーヤ、エリック・モラレス、マルコ・アントニオ・バレラ戦で実証したように、ジャブでリズムを作る、中間距離を得意とするボクサーに対しては圧倒的な強さを発揮します。
もしマニー・パッキャオが自分の距離(中間距離)をキープし、体のぶつかり合い、押し合いを避けて、スタミナを奪われない展開が続けば、中盤から終盤にかけて、マニー・パッキャオがリッキー・ハットンをカウンターの左ストレート、または左右のフックでリングに沈めるでしょう。この場合はマニー・パッキャオの一方的な展開になると思います。
逆に、序盤からリッキー・ハットンがマニー・パッキャオに体を密着させ、接近戦の打ち合い、クリンチを繰り返す展開が続くと、徐々にマニー・パッキャオのスタミナ切れ、最後はリッキー・ハットンが得意のボディーブロー、または左右のフックでマニー・パッキャオをリングに沈めると思います。「相手の執拗な攻撃に我慢しきれなくなって倒れるパターン」が頭に浮かびます。
ということで、「リッキー・ハットンとマニー・パッキャオの距離」が試合のポイントになりそうです。2人の距離が近くなればなるほど、「相手との距離を一瞬で詰める爆発的な瞬発力を持つサウスポー」というマニー・パッキャオの特徴が消滅します。リッキー・ハットンはマニー・パッキャオの特徴を消し去ることができるのでしょうか?それとも、アジアの英雄が輝き続けるのでしょうか?さあ、オスカー・デラホーヤに代わる「ボクシング界の顔」を決めましょう。
リッキー・ハットン対マニー・パッキャオの放送予定
テレビ放送日時 | 2009年5月3日(日)午前11時からWOWOWでOA |