ウラディミール・クリチコとスルタン・イブラギモフの戦績
IBF世界ヘビー級 チャンピオン |
ウラディミール・クリチコ(ウクライナ) 戦績:52戦49勝44KO3敗 |
WBO世界ヘビー級 チャンピオン |
スルタン・イブラギモフ(ロシア) 戦績:23戦22勝18KO1分 |
管理人の予想はウラディミール・クリチコのKO勝ち
久しぶりの世界ヘビー級王座統一戦です。IBF世界ヘビー級チャンピオン、ウラディミール・クリチコ対WBO世界ヘビー級チャンピオン、スルタン・イブラギモフ。パワーのクリチコ対テクニックのイブラギモフという構図でしょうか?
クリチコは現在のヘビー級を支えるエース的な存在。しかし、一昔前のマイク・タイソン、レノックス・ルイス、イベンダー・ホリフィールド、ビタリ・クリチコ(ウラディミール・クリチコの兄)が全盛を極めた時代と比較して、「安定感がない」、「絶対的なエースがいない」と言わざるを得ないのが現在のヘビー級戦線です。
管理人が考える統一戦の見どころは、クリチコが真のヘビー級エースになれるかどうかです。クリチコはパンチ力、テクニックともに申し分ないのですが、打たれ弱さやスタミナ不足に加えて、勝負勘が悪さが目立ち、少し安定感に欠ける部分があります。
クリチコが本来の力を発揮できれば、全勝のWBO世界ヘビー級チャンピオン、イブラギモフを倒して王座を統一しそうですが、弱気なボクシングを展開すると、イブラギモフの出入りを許し、ポイントを取られる展開が続くかもしれません。勝負のポイントはズバリ、クリチコの左ジャブでしょう。左を出しながら、リズムを作れれば、最後は右の大砲でKOできると思います。
クリチコの実力は誰もが認めるところ。絶対的な真のヘビー級エースとなるべく、真価が問われる王座統一戦になりそうです。管理人は5ラウンド前後でクリチコのKO勝ちと予想しますが、結果はいかに?