試合予想はティモシー・ブラッドリーの判定勝ち
無敗の快進撃を続ける2階級制覇チャンピオンのティモシー・ブラッドリーが、ルスラン・プロボドニコフを挑戦者に迎えて、9か月ぶりに試合を行うWBO世界ウェルター級タイトルマッチの初防衛戦が直前に迫ってきました!3月16日(日本時間3月17日)の決戦まで、8時間を切りましたよ。
さて、ティモシー・ブラッドリー対ルスラン・プロボドニコフの試合予想ですが、ティモシー・ブラッドリーの判定勝ちを予想します。ティモシー・ブラッドリーが序盤から主導権を握り、KOを狙うも、ルスラン・プロボドニコフが最終ラウンドまで粘る展開が頭に浮かんでいます。
スピードと手数で勝負するティモシー・ブラッドリー。手数とタフネスで勝負するルスラン・プロボドニコフ。お互いパンチの種類こそ違いますが、手数が魅力のボクサーです。正直なところ「どっちのパンチが当たりやすいかな?」と考えると「スピードで上回るブラッドリーが有利かな?」と思っちゃいます。
ティモシー・ブラッドリー対ルスラン・プロボドニコフで最も注目しているポイントは、ティモシー・ブラッドリーの戦術です。もっと突き詰めると「ブラッドリーがリスクを覚悟でKOを狙いに行くかどうか」に注目しています。
【Photo:The Ring Magazine】
ボクシング界を代表するスーパースターのマニー・パッキャオに勝利したことで、ティモシー・ブラッドリーに対する注目度や期待値は格段に上昇しました。ティモシー・ブラッドリー本人も「ファンの期待に背くような戦いはできない」と新しく芽生えた責任感について語っています。
ただ、久しぶりのリングで、しかも、挑戦者がタフなルスラン・プロボドニコフであることを考えると、ティモシー・ブラッドリーと言えど、リングに沈めることは簡単じゃないと予想しています。
ボクシング関係者やメディア関係者のご厚意で、ルスラン・プロボドニコフのVTRを観戦させていただいた感想を言うと、ルスラン・プロボドニコフはKOすることが難しいボクサーだと思うんです。
素人の分析で恐縮ですが、VTRをチェックした第一印象は「プロボドニコフは体が柔らくてダメージを逃がせるタイプのファイターみたい。ブラッドリーとの相性は良くない気がするけど、ブラッドリーはペース配分に気をつけて戦わないと、終盤の体力勝負になったらわからないよ」でした。
もし、ティモシー・ブラッドリーがルスラン・プロボドニコフの前進を左ジャブで突き放しながら、懐へ飛び込んできたところを左右にいなし、回転の速い連打を打ち込んで、また離れる展開になると、ティモシー・ブラッドリーが一方的に試合を支配する可能性が高いと思います。
【Photo:The Ring Magazine】
でも、この作戦だと、倒しきれない気がするんですよ。世界的な知名度こそ高くありませんが、ルスラン・プロボドニコフはすごく強いと思います。ティモシー・ブラッドリーがKO勝ちを手にしたいなら「KO勝ちするぞ」の意気込みがないと、倒せないタイプのボクサーではないでしょうか?
もちろん、ティモシー・ブラッドリーは、存在感をアピールして、マニー・パッキャオ戦の風評から自由になりたいはずなので、これまでより攻撃にシフトしてくると思います。でも、あまりにリスクが高いので、陣営が序盤の打ち合いだけは避けるよう指示すると予想しています。
ティモシー・ブラッドリーのKO勝ちが期待できるとすれば「中盤から終盤にかけて」でしょうか?逆に、ルスラン・プロボドニコフは「序盤の打ち合いこそ、願ったり叶ったり」ですね。ダメージを与えたり、スタミナを削ったりできれば、終盤の展開がめっちゃドラマチックになりそうです。
いずれにしても、ティモシー・ブラッドリーの作戦が勝負の流れを決定しそうな初防衛戦。「デザートストーム」のニックネームを持つティモシー・ブラッドリーはタフなルスラン・プロボドニコフと苦しめられ続けた風評を吹き飛ばすことができるでしょうか?まもなく注目のゴングです!
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キャリア | ティモシー・ブラッドリー |
テレビ視聴 | 4月22日(月)21時からWOWOWでオンエア。視聴の詳細は「WOWOW公式サイト」をご覧下さい。 |