試合予想はアンドレ・ウォードの判定勝ち
右肩の治療に専念するため、しばらくリングを離れていたアンドレ・ウォードが11月16日(日本時間11月17日)にエドウィン・ロドリゲスと激突する注目の復帰戦まで、24時間を切りました!アンドレ・ウォードもエドウィン・ロドリゲスも負け知らず。めっちゃ楽しみな全勝対決です!
アンドレ・ウォード対エドウィン・ロドリゲスの試合予想ですが、アンドレ・ウォードの判定勝ちを予想したいと思います。スピードで上回るアンドレ・ウォードが主導権を握り、エドウィン・ロドリゲスが必死に食い下がりながら応戦し、最終ラウンドのゴングが鳴り響くイメージが頭に浮かんでいます。接戦になると予想していますが、うーん、どうだろう?
アンドレ・ウォード対エドウィン・ロドリゲスの試合で最も注目しているポイントは「アンドレ・ウォードの右ストレート」です。手術した右肩の状態は、練習のVTRをチェックする限り「全く問題ない気がするなあ」と素人感覚で思っているのですが、実際の試合で、全勝のエドウィン・ロドリゲスを相手に鋭い右ストレートが打てるかどうかに注目しています。
【Photo:Andre Ward on Twitter】
抜群のスピードを誇るテクニシャンのアンドレ・ウォードは、左ジャブと左フックの「左手で試合を組み立てるタイプ」です。そんなわけで、右ストレートを連打するタイプじゃないんですけど、右ストレートがよく出る試合は手がつけられない強さを発揮します。
素人ファンの分析で恐縮ですが、ただでさえ、めちゃめちゃ速いアンドレ・ウォードがバリエーション豊かなパンチのなかに、最短距離を走る右ストレートをミックスすることで、対戦相手は「どこからパンチが飛んでくるか、わかんない」って混乱しちゃうと思うんですよ。
アンドレ・ウォードだけじゃなくて、同じスピードスターのフロイド・メイウェザーにも同じことが当てはまると思うのですが、右ストレートで警戒心を植え付けることで、得意の左フックやガードのすき間を狙って突き上げるアッパーが当たりやすくなり、主導権を握っちゃうんですよね。
もしアンドレ・ウォードが立ち上がりからリズムに乗って、パンチを簡単にヒットさせるシーンが増えると、ワンサイドの判定勝ちになりそうな気がします。そんなわけで、エドウィン・ロドリゲスは序盤から簡単に主導権を与えない戦いで復帰戦となるアンドレ・ウォードを苦しめたいですね。
正直なところ、エドウィン・ロドリゲスは世界チャンピオンになっても全く不思議じゃない逸材だと思います。パンチが強烈で、バランスも良くて、フィジカルの強さも魅力です。アンドレ・ウォードのスピードさえ封じ込めることができれば、番狂わせはあると思うんですけど、素人ファンの貧弱な発想力では、距離を詰めるイメージが浮かばないんですよね。
「ロドリゲスはウォードにポイントを取られるにしても、絶対に簡単に与えちゃダメだよね?ウォードからクリーンヒットを奪うことは至難の業なんで、大差になっちゃうと、逆転KOは難しいよ。前倒しで、食らいついていきたいなあ」とエドウィン・ロドリゲスに期待していますが、結果はいかに?
右肩を癒し、リングに戻ってくる「神の子」アンドレ・ウォード。1年2か月ぶりの復帰戦で全勝のエドウィン・ロドリゲスを撃破し、健在ぶりをアピールできるでしょうか?2014年のビッグマッチのカギを握る大一番ですよ!全勝をキープするボクサーはどっち?