全勝王者の凱旋防衛戦!試合予想はテレンス・クロフォードの12ラウンド判定勝ち
テクニックとスピードを兼ね備えた全勝チャンピオンのテレンス・クロフォードが11月29日(日本時間11月30日)にタイトル奪取を目指すレイムンド・ベルトランと拳を交えるWBO世界ライト級タイトルマッチが直前に迫ってきました。どちらも計量を無事にパス。決戦のムードが高まってきました!
テレンス・クロフォード対レイムンド・ベルトランの試合予想ですが、テレンス・クロフォードの12ラウンド判定勝ちを予想したいと思います。スピードとリーチで上回るスイッチヒッターのテレンス・クロフォードが空間を支配しながらパンチを打ち込み、レイムンド・ベルトランをコントロールする展開が頭に浮かんでいます。ワンサイドになりそうな気がしますが、うーん、どうでしょう?
テレンス・クロフォード対レイムンド・ベルトランで最も注目しているポイントが「地元で戦うチャンピオンのテレンス・クロフォードがKOを狙うかな?」です。2014年6月、地元のネブラスカ州オマハでユリオルキス・ガンボアを撃破し、初防衛に成功したテレンス・クロフォード。文句のつけようがない完璧なKO勝ちでした。今回も狙えばKO勝ちできそうな気がしますが、どうなるかな?
【新旧対決!テレンス・クロフォード対レイムンド・ベルトランのプロモです】
レイムンド・ベルトランを応援しているファンの皆さんにおしかりを受けてしまうかもしれませんが、正直なところ、両雄の戦力と相性を考えると、テレンス・クロフォードの有利は動かない気がします。レイムンド・ベルトランは打ち合ったら本領を発揮するタイプです。でも、テレンス・クロフォードのディフェンス技術を考えると、うーん、パンチが当たるイメージが浮かびません。
テレンス・クロフォードが勝利を最優先して「判定勝ちでもOK」と考えているなら、テレンス・クロフォードの勝利がめちゃめちゃ濃厚だと考えています。でも、故郷に再び凱旋(がいせん)して、たくさんのファンの期待を感じているテレンス・クロフォードはKOを狙いにいくと思うんですよ。テレンス・クロフォード本人も「チャンスがあればKOを狙うよ」と宣言しています。
そんなわけで、両雄の距離が詰まる瞬間が必ずあるはずので、レイムンド・ベルトランのパンチが当たるチャンスもあると思います。もちろん、テレンス・クロフォードに何発もパンチを当てることが難しい作業であることは間違いありません。レイムンド・ベルトランは一発で試合の流れを引き寄せるような強烈なパンチを叩き込みたいですね。
個人的に「ベルトランの強打がさく裂するとすれば、クロフォードがサウスポーになったときかな?左フックを当てたい!ポイント勝負になると、ベルトランは、かなり分が悪い気がするんで、ポイントを考えずに終盤のKO狙いで勝負してほしいなあ」とレイムンド・ベルトランの作戦を楽しみにしています。タフな試合になることは間違いないと思うのですが、食い下がってほしいなあ。
レイムンド・ベルトランが「被弾は当たり前。トコトン付き合うよ」って感じで覚悟を決めて勝負できれば、ラウンドが進むにつれて、テレンス・クロフォードが攻守のバランスを崩す可能性はゼロじゃない気がします。テレンス・クロフォードが「どれだけ冷静に、KOを狙いにいけるか」もすごく楽しみです。ユリオルキス・ガンボアに快勝したあとの真価が問われる防衛戦ですね。
ユリオルキス・ガンボアを完璧なボクシングでねじ伏せたテレンス・クロフォードが再び凱旋防衛戦でファンを熱狂させるのでしょうか?それとも、悲願の世界タイトル奪取に燃えるレイムンド・ベルトランが満員の会場を沈黙させるのでしょうか?一躍スーパースター候補の仲間入りを果たしたテレンス・クロフォードのボクシングに注目です!