新旧チャンピオン対決!バーナード・ホプキンスはセルゲイ・コバレフを撃破できるか?
前の記事 | 歴史的な王座統一戦!ホプキンス対コバレフの試合予想(前編)を読む |
セルゲイ・コバレフは、序盤からパンチをブンブン振り回したり、バランスを崩したりすることなく、冷静に試合を進めながら、相手が弱ってきたところで、強いパンチを打ち込むタイプなので「省エネボクシング」のバーナード・ホプキンスにとって、かなり戦いづらいボクサーだと考えています。しかも、セルゲイ・コバレフのパンチは最短距離を飛んでくるので、よけきれない気がします。
セルゲイ・コバレフは、バーナード・ホプキンスに勝ったジョー・カルザゲやジャーメイン・テイラーのような手数重視のボクサーではありません。でも、左ジャブと右ストレートを中心に強くて速いパンチで突き放すことができるボクサーなので、バーナード・ホプキンスが得意とする「大振りになった瞬間に飛び込み、パンチを当て、すぐにクリンチ」のチャンスが少ない気がします。
そんなこんなで「中間距離の主導権争いが続くと、ホプキンスが休む時間を作れずに、厳しくなりそうな気がする。手数が多いコバレフにポイントが流れて、ホプキンスのスタミナしだいで、終盤にKOシーンがあるかも」と感じています。バーナード・ホプキンスが自分のリズムで戦えない展開になると、フィジカルとメンタルの両面で初めて追い詰められちゃうかもしれません。
【セルゲイ・コバレフはバーナード・ホプキンスの伝説に終止符を打てるか?】
一方、セルゲイ・コバレフがパンチを出せない心理戦が続いたり、パンチが当たらずイライラして大振りになったりすると「戦う伝説」バーナード・ホプキンスが本領を発揮する展開になりそうです。個人的に「コバレフのリズムが崩れるとしたら、クリンチが大きなポイントになりそうだね。リズムとバランスを崩しちゃうと、ホプキンスの戦術にハマっちゃうだろうなあ」と考えています。
いずれにしても、百戦錬磨のバーナード・ホプキンスが駆け引きに駆け引きを重ねてくるはずなので、セルゲイ・コバレフが「普段と変わらず冷静にパンチを打ち込めるか」はめっちゃ興味深いポイントです!素人ファンは「ラウンドが進むにつれて、ホプキンスの動きが鈍り、最後は、コバレフの右ストレートをよけきれず、衝撃のクライマックス!」と予想していますが、結果はいかに?
49歳のバーナード・ホプキンスはプロのキャリアで一度もKO負けがありません。次々と「ボクシング最年長記録」を塗り替えるバーナード・ホプキンスが勝利を飾り、2015年1月に迎える50回目の誕生日に華を添えるのでしょうか?それとも、無敗のセルゲイ・コバレフが伝説に終止符を打つのでしょうか?エイリアン対クラッシャーの歴史的な王座統一戦。まもなく決戦のゴングです!
テレビ視聴 |
|