メガマッチを左右する初防衛戦！試合予想はミゲール・コットの12ラウンド判定勝ち

4階級制覇の実績を誇るWBC世界ミドル級チャンピオンのミゲール・コットが6月6日（日本時間6月7日）に元世界チャンピオンのダニエル・ギールと対戦する初防衛戦が迫ってきました。プエルトリコ出身のミゲール・コットとオーストラリア出身のダニエル・ギールがアメリカのニューヨーク州ブルックリンで激突する国際色豊かなタイトルマッチです。

ミゲール・コット対ダニエル・ギールの試合予想ですが、ミゲール・コットの12ラウンド判定勝ちを予想したいと思います。ミゲール・コットが、体格で上回るダニエル・ギールの攻撃に苦しみながらも、接線の末、初防衛戦に成功する展開が頭に浮かんでいます。ダニエル・ギールが勝つイメージも頭に浮かんでいるので、ワンサイドにならない気がしますが、うーん、どうでしょう？

ミゲール・コット対ダニエル・ギールで特に注目しているポイントが「2人の距離」です。スーパーライト級で初の世界タイトルを獲得し、ウェルター級、スーパーウェルター級、ミドル級へ階級を上げてきたミゲール・コットは、ミドル級のボクサーとして、かなりサイズが小さいほうに分類されます。一方、ダニエル・ギールはナチュラルなミドル級ボクサーです。

そんなわけで、まずは「ギールが大きく動いた場合、コットのパンチが届くのかな？」に注目したいです。王座返り咲きを目指すダニエル・ギールが足を止めて打ち合うこともフットワークを使って動くこともできる手数のボクサーで、ミゲール・コット戦は「コットのパワーに気をつけたい。真正面で打ち合う展開にはならないよ」とポジションに気をつけて戦うことを宣言しています。

おそらく、ダニエル・ギールは体格差を生かして、ミゲール・コットのパンチが届かない距離から攻撃して、飛び込んできたら、左右に動くか、クリンチで連打を封じようとするはずです。体格差のあるダニエル・ギールにクリンチされちゃうと、ミゲール・コットはパンチを打てず、しかも、スタミナを奪われちゃう可能性もあるので、クリンチは試合のカギになるかもしれませんね。

素人ファンは「コットは経験値がすごいんで、ギールの手数に手を焼くと思うけど、ボディブローから崩せるんじゃないかな？でも、ギールもゲンナディ・ゴロフキンと対戦した経験は大きいはず。コットは打たれ強いボクサーじゃないから、ギールのパンチをしっかりとブロックすることが勝利の絶対条件になりそうだね。接戦になるだろうなあ」と予想していますが、結果はいかに？

ミゲール・コットは2012年12月、オースティン・トラウトに12ラウンド判定負けを喫して、サウル・アルバレスとの新旧スーパースター対決が流れてしまった過去があります。1年ぶりのリングへ上がるミゲール・コットは過去の苦い経験を払しょくできるでしょうか？それとも、歴史は繰り返すのでしょうか？秋以降のメガマッチを左右する注目のミドル級バトルです！