実質的な王座統一戦!試合予想はレイモント・ピーターソンの12ラウンド判定勝ち
スーパーライト級の2本のベルトを持つWBA・WBC統一チャンピオンのダニー・ガルシアとIBFチャンピオンのレイモント・ピーターソンが143ポンドのキャッチウエイトで激突する実質的な王座統一戦が直前に迫ってきました!めちゃめちゃ楽しみなチャンピオン対決ですね。
ダニー・ガルシア対レイモント・ピーターソンの試合予想ですが、レイモント・ピーターソンの12ラウンド判定勝ちを予想したいと思います。ディフェンスを大事にしながらコンパクトなパンチを打ち込むレイモント・ピーターソンに対して、ダニー・ガルシアが強烈な左右のフックを狙う一進一退の攻防が続き、大接戦の末、レイモント・ピーターソンが勝利する展開が頭に浮かんでいます。
ダニー・ガルシア対レイモント・ピーターソンで最も注目しているポイントは「ピーターソンがガルシアのパンチをどれだけ空振りさせられるかな?」です。ダニー・ガルシアは、パンチを体に当てながら距離をつかみ、得意のフックをフルスイングして、対戦相手をリングに沈めてきました。レイモント・ピーターソンはダニー・ガルシアの距離感とリズムを乱せるでしょうか?
【強打のダニー・ガルシアか?堅実なレイモント・ピーターソンか?】
スーパーライト級のリミットより3ポンド重い143ポンドで行われるダニー・ガルシア対レイモント・ピーターソン。「3ポンドの違いはどっちに有利に働くかな?」と考えると、パワーで上回るダニー・ガルシアで間違いないと思います。でも「3ポンドの違いが勝敗を左右するかな?」と考えると「両雄の体格差とスタイルを考えると、そこまでの違いじゃない気がする」と予想しています。
豪快なKO勝利でファンのハートをキャッチしたダニー・ガルシア。全勝の快進撃を続けるスーパーライト級の統一チャンピオンはチャンスがあれば、間違いなく倒しにいくはずです。ファンもダニー・ガルシアのKOを期待していますもんね。さらに、最近のダニー・ガルシアは決して調子がいいわけじゃないで、復調をアピールして、将来のビッグマッチにつなげたい気持ちが強いはずです。
でも、大きなパンチを狙いすぎて空回っちゃうと、ポイントを失い続ける可能性があるので、ダニー・ガルシアはルーカス・マティセ戦で披露した左ジャブから組み立てる攻撃が理想的でしょうか?レイモント・ピーターソンは相手が攻撃している間は、しっかりとガードを固めてディフェンスするタイプなので、ダニー・ガルシアの左ジャブはキーパンチになるかもしれませんね。
一方、レイモント・ピーターソンは「ガルシアの全勝をストップできれば、KO勝ちでも、判定勝ちでもOK」です。序盤で大きなパンチをもらっちゃうと、かなり厳しい展開になると思うのですが、前半の6ラウンドをイーブンのスコアで乗り切れば、レイモント・ピーターソンの堅実で、粘り強いボクシングが生かせる条件がそろっている気がします。
そんなわけで、レイモント・ピーターソンは序盤からボディブローを打ってスタミナを削る作戦が理想的でしょうか?ダニー・ガルシアの重いフックが飛んでくるリスキーな状況で、攻撃にいけるかな?強打に気をつけながら「上下にパンチを打ち分けて、素早くポジションを変えるボクシング」ができれば、レイモント・ピーターソンにポイントが流れる可能性のほうが高いと考えています。
「ピーターソンは、強豪に勝てないイメージが強くて、過小評価されているけど、スキルが高くて、スタミナもスピードもある我慢強いボクサーだよ。ガルシアは、試合の入り方を間違えると、足をすくわれちゃうかも。ピーターソンが勝つなら大接戦の判定勝ち、ガルシアが勝つなら前半のKO勝ち。序盤の4ラウンドがめっちゃ大事になりそうだね」と予想していますが、結果はいかに?
ド派手な勝ちっぷりで人気と評価を一気に高めたダニー・ガルシア。穴の少ない堅実なボクシングでコツコツと勝利を積み重ねてきたレイモント・ピーターソン。正反対の特徴を持つチャンピオン対決を勝ち抜き、存在感をアピールするボクサーはどちらでしょうか?将来のビッグマッチに直結する実質的な王座統一戦。立ち上がりの攻防に注目しましょう!