WBC世界ヘビー級タイトルマッチ
チャンピオン | オレグ・マスカエフ(カザフスタン) 戦績:38戦33勝26KO5敗 |
挑戦者 | オケロ・ピーター(ウガンダ) 戦績:22戦18勝16KO4敗 |
試合内容
オケロ・ピーター(緑ジム)が日本のボクシングジム所属選手として、初めて世界ヘビー級タイトルマッチに挑戦した歴史的な試合。チャンピオンのオレグ・マスカエフもロシアで初めて開催される世界ヘビー級タイトルマッチということで、試合前から気合い入りまくりです。
試合は、ボクシング主要4団体のヘビー級チャンピオンの中では、小柄なオレグ・マスカエフがとても大きく、力強く見えた試合でした(マスカエフも190センチ以上あるんですが…他のチャンピオンが大きい!)。
右の強烈な一撃を武器とするマスカエフに対して、スピードを活かして終盤勝負に持ち込みたいピーターですが、序盤からロープに押し込まれるシーンが目立ちます。マスカエフの手数に圧倒され、徐々に体力を消耗。10ラウンドには右アッパーでロープにもたれかかるダウンを奪われます。結局、終始マスカエフのペースで試合が進み、ほぼフルマークの判定で、マスカエフが圧勝しました。
日本のジム所属のヘビー級選手が、初めて世界ヘビー級タイトルに挑戦した記念すべき試合でしたが、日本にはヘビー級のスパーリングパートナーが不足しているなど、今後の課題が見えた試合でもありました。実力の違いを見せ付けられた結果となってしまいましたが、オケロ・ピーター選手の勇敢さと緑ジムの皆さんに心から感謝です!
試合結果
試合結果 | チャンピオン、オレグ・マスカエフが判定勝ちでタイトル防衛 【公式ジャッジの採点結果】
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