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ホルヘ・リナレスがガマリエル・ディアスを迎えた初防衛戦

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WBC世界フェザー級タイトルマッチ

チャンピオン ホルヘ・リナレス(ベネズエラ・帝拳ジム)
戦績:24戦全勝15KO
挑戦者 ガマリエル・ディアス(メキシコ)
戦績:30戦22勝9KO6敗2分

試合内容

「ベネズエラのゴールデンボーイ」、ホルヘ・リナレスがWBC世界フェザー級タイトルの初防衛に挑みます。2007年7月、メキシコの実力者、オスカー・ラリオスを10ラウンドTKO勝ちで下し、念願の世界タイトルを奪取したリナレス。全勝を続ける攻防兼備なボクサーで、ボクシング界を背負うスーパースター候補として、最も可能性を感じるボクサーですね。

リナレスの初防衛戦の相手はメキシコ出身のガマリエル・ディアス。IBF世界フェザー級チャンピオンのロバート・ゲレロと1勝1敗の実力者で、変則的で手数の多いボクシングが特徴です。リナレスの初防衛戦は強豪相手、しかも、敵地メキシコという厳しい条件ですが、何とかクリアしてスーパースターの階段を駆け上がってほしいですね。

試合は序盤から挑戦者のディアスがプレッシャーをかける展開。地元メキシコの声援を背に、ガンガン攻めながら、リナレスをかく乱しようという作戦のようです。ディフェンスの上手いリナレスに対して、大振りですが、強烈な右フックを中心に打ち込み、開始1分にはクリーンヒットを奪います。一瞬、腰が落ちたリナレスですが、すぐに体勢を立て直し、ブロッキングとフットワークでディアスに追撃を許しません。

ディアスの右フットをまともにもらって腰が落ちた瞬間はヒヤッとしましたが、その後、きちんと立て直すのはさすがリナレス。昔のリナレスなら、倒れていたほどの威力でしたが、打たれ強くなりましたね。やはり、ディアスは手強いです。リナレスの左ジャブに合わせて、思いっきり打ち込んでくる右ストレートが厄介ですね。

2ラウンドに入ると、リナレスが左ボディーブローを打ち始め、ガンガン前へ出ているディアスの動きを止めにかかります。左ボディーブローはリナレスが得意とするパンチのひとつで、ディアスはかなりボディーブローを嫌がっています。ただ、ディアスは我慢しながらも前へ出てプレッシャーをかけながらパンチを打ち込み、リナレスのペースを崩そうとします。ボクシングをすると、リナレスのほうが上手いので、何とかしようという必死さが伝わっていますね。敵ながら、あっぱれです。

4ラウンドには、ゴングが鳴ると同時にディアスが前へ出てパンチを打ち込みますが、リナレスがブロッキングとフットワークで冷静にかわし、逆にディアスの左フックに合わせて、カウンターの右アッパーを打ち込んでダウンを奪います。一瞬を見逃さないリナレスの真骨頂が出た完璧なカウンターです。

5ラウンド以降も序盤と同じように、ディアスが前へ出て、リナレスが迎え撃つという展開が続き、迎えた8ラウンド。チャンピオンのリナレスがどっしりと構えて、今まで以上に強いパンチを打ち込み始めます。ダウンのダメージを抱えながらも必死に手を出すディアスに対して、残り1分、完璧な右ストレートのカウンターで再びダウンを奪います。ものすごい威力のカウンターで、ディアスは失神。ディアスの手数、体力に苦しみましたが、敵地、メキシコで初防衛に成功しました。

試合後、リナレスが4ラウンドに右足首を痛めたことを知ったのですが、それでも強敵のディアスを打ち倒して勝つのですから、たいしたものです。ボクサーとしての才能はずば抜けています。来年は「ベネズエラのゴールデンボーイ」が飛躍する1年になるかもしれませんね。スーパースターになる可能性を秘めたボクサーなので、今後も注目ですよ。

試合結果

試合結果 ホルヘ・リナレスが8ラウンドTKO勝ちでタイトル初防衛に成功。
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