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アントニオ・ターバーが存在感をアピールできるか?

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IBOライトベビー級タイトルマッチ

チャンピオン アントニオ・ターバー(アメリカ)
戦績:29戦25勝18KO4敗
挑戦者 ダニー・サンティアゴ(アメリカ)
戦績:33戦29勝19KO3敗1分

試合内容

全階級で最強の称号を表す「パウンド・フォー・パウンド」。長く「パウンド・フォー・パウンド」の称号をほしいままにしたロイ・ジョーンズにプロ初のKO負けを含む2連敗を味わわせたボクサーこそ、チャンピオンのアントニオ・ターバーです。

映画「ロッキー・ザ・ファイナル」で世界ヘビー級チャンピオン役を演じるなど、最近はボクシング以外の活動が目立ちますが、もう一度世界主要4団体のチャンピオンベルトを巻くための布石として、勝利はもちろん、会心の内容で存在感をアピールしたいところです。

挑戦者のダニー・サンティアゴは、ライトヘビー級にしては小柄な174センチ。「ブロンクス・ボンバー(ブロンクスの爆撃機)」と呼ばれるファイターです。試合は序盤から長身(189センチ)のサウスポー、ターバーのペースで進みます。

長いリーチを活かして、右ジャブでサンティアゴを突き放しながら、左ストレートを顔面へ叩き込む展開。対するサンティアゴは左ジャブを突きながら、一生懸命前進し、左フック、左ボディーへつなげるため、懐で戦いたいところですが、チャンピオンのターバーがそれを許しません。

ターバーは、右ジャブで距離を測り、サンティアゴが入ってくる瞬間に合わせて左ストレート、左アッパーのカウンターを的確に叩き込みます。3ラウンド2分30秒には、ターバーの左ストレートがサンティアゴのアゴを直撃し、一瞬サンティアゴの腰が落ちます。

4ラウンドに入ると、ターバーが上下に打ち分け、2分35秒にはカウンターの左ボディーブローでダウンを奪います。何とか立ち上がったサンティアゴですが、チャンピオンのターバーが、ボディーの2連打から右フック、左アッパー、右フック、左ストレートの的確なラッシュで再びダウンを奪い、そのまま試合終了。

TKO勝ちをおさめたターバーですが、久しぶりの試合だったためか、全盛期に比べてパンチのキレやスピードは明らかに衰えていました。試運転の意味合いが強い試合だったと思いますが、この調子では、アメリカのニューヒーロー、WBCチャンピオン、チャド・ドーソンに勝つのはちょっと難しいかな?と思います。

ただ、パンチの的中率や試合の組み立てなどは「さすがアントニオ・ターバー」と思わせてくれる面もありました。ロイ・ジョーンズも復帰を果たし、再び活気を見せるライトヘビー級。実力者ターバーがビックマッチのカギを握る存在になりそうです。

試合結果

試合結果 アントニオ・ターバーが4ラウンドTKO勝ちでタイトル防衛
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