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全勝王者のポール・ウィリアムスが初防衛戦でカルロス・キンタナと激突

次回は最年長王者のバーナード・ホプキンスとチャド・ドーソンが激突する因縁の再戦!
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WBO世界ウェルター級タイトルマッチ

チャンピオン ポール・ウィリアムス(アメリカ)
戦績:33戦全勝24KO
挑戦者 カルロス・キンタナ(プエルトリコ)
戦績:25戦24勝19KO1敗

試合内容

一部のボクシングファンやボクシング関係者の間でウェルター級最強の呼び声が高かった前WBO世界ウェルター級チャンピオン、アントニオ・マルガリートをきわどい判定で破り、新チャンピオンに輝いたポール・ウィリアムス。アメリカを代表するニュースターとして将来を期待されるボクサーです。

ウィリアムス最大の特徴は驚異的なリーチ。ウェルター級にも関わらず、ウィリアムスのリーチはなんと208センチ!相手のパンチが届かない距離で戦えるメリットはかなり大きいですね。さらに、サウスポーなので、対戦相手にとっては間違いなく戦いにくいボクサーです。

一方、挑戦者のカルロス・キンタナはWBA世界ウェルター級チャンピオン、ミゲール・コットと世界タイトルをかけて戦った強豪。コット戦は一方的な試合展開で敗れましたが、本来の実力を出し切って負けたのか?本来の実力を出し切れずに負けたのか?2度目の世界挑戦で真価が問われます。

ケリー・パブリック、チャド・ドーソンと並び、アメリカ新時代を支えるボクサーとして期待がかかるポール・ウィリアムスの初防衛戦は予想外の展開で始まりました。

序盤から積極的に攻撃を仕掛けたのは、挑戦者のキンタナ。チャンピオン、ウィリアムスの驚異的なリーチをかいくぐり、カウンターの左ストレート、右フックを的確にヒットさせます。キンタナが序盤から攻勢をかけてくるとは思わなかったのか、ウィリアムスはリズムを崩し、生命線である右ジャブが全く当たりません。

前チャンピオンのマルガリートは序盤6ラウンドを失い、ウィリアムスにタイトルを奪われてしまいました。キンタナはウィリアムスがタイトルを奪取した試合をよく研究していたと思います。ウィリアムスに前半ポイントを奪われると、後半は距離を活かして戦われ、判定負けすると感じたのでしょう。

序盤に勝負を賭けるキンタナの作戦は見事に成功し、試合は完全にキンタナのペースで進みます。8ラウンド以降、キンタナのスタミナが切れ始め、試合の流れがウィリアムスに傾きますが、この日のウィリアムスは体調が良くなかったのか、キンタナをナメていたのか、動きにキレがなく、決定的なラウンドを作ることができません。

結果的に、序盤から攻撃を仕掛ける積極的な姿勢と打ち終わりに頭の位置を変え、ウィリアムスに的を絞らせなかったキンタナの作戦が、アメリカボクシングファンが期待する新時代のスーパースター候補に絶望という名の敗北を味わわせることになりました。

12ラウンド判定の末、カルロス・キンタナが3-0の判定勝ちで見事に接戦をモノにし、新チャンピオンに輝きました。キンタナがタイトルを獲得したことで、WBA(ミゲール・コット)、IBF(カーミット・シントロン)、WBO(カルロス・キンタナ)の3つのタイトルをプエルトリコ出身のボクサーが保持することになったのです。

全17階級で最も強豪ボクサーが集まる世界ウェルター級戦線。全階級で最強と呼ばれる「パウンド・フォー・パウンド」の称号を持つWBC世界ウェルター級チャンピオン、フロイド・メイウェザーを筆頭に、WBAチャンピオンのミゲール・コット、IBFチャンピオンのカーミット・シントロン、WBOチャンピオンのカルロス・キンタナ、アントニオ・マルガリート、シェーン・モズリー、リッキー・ハットン、アンドレ・ベル、そしてポール・ウィリアムスを含めた最強決定戦から2008年も目が離せません。

試合結果

試合結果 挑戦者カルロス・キンタナが判定勝ちでタイトル奪取
【公式ジャッジの採点結果】
  • 116-112
  • 116-112
  • 115-113
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