IBF世界スーパーミドル級挑戦者決定戦
同級4位 | サキオ・ビカ(カメルーン出身・オーストラリア) 戦績:33戦28勝19KO3敗2分 |
挑戦者 | ジャン・ポール・メンディ(フランス) 戦績:29戦28勝16KO1分 |
試合内容
IBF世界スーパーミドル級チャンピオン、ルシアン・ビュテへの挑戦権をかけて、サキオ・ビカとジャン・ポール・メンディが拳を交える挑戦者決定戦です。世界タイトル再挑戦を狙うサキオ・ビカの強打が炸裂するのか?それとも世界タイトル初挑戦を狙うジャン・ポール・メンディのテクニックがさえわたるのか?パワー対テクニックの対決です。
試合は立ち上がりからサキオ・ビカが左ジャブを突きながらプレッシャーをかけ、サウスポーのジャン・ポール・メンディが距離を取りながらカウンターを狙う予想通りの展開。開始1分には、サキオ・ビカの左フックがジャン・ポール・メンディのアゴをとらえ、オープニングヒットを奪います。
「メンディはビカのプレッシャーを相当感じているよ。もう少し大きく動いてビカを空回りさせることができるといいんだけど」と試合の行方を見守っていると、サキオ・ビカが真正面からガンガン突進し、パンチを連打!サキオ・ビカはジャン・ポール・メンディをコーナーへ追い詰めると、左右のフック、右ストレートを振り回し、ダウンを奪います。
「ビカのラッシュはすごいなあ」と思っていると、ヒザをつきダウンして無防備のジャン・ポール・メンディに対して、サキオ・ビカがアッパーを突き上げます。サキオ・ビカのパンチをモロにもらったジャン・ポール・メンディは意識をなくし、前のめりに崩れ落ちてしまいます。「うぎゃ!これは反則打じゃない?」とビックリする管理人。
その後、ジャン・ポール・メンディが試合を続行することはできず、1ラウンド、ジャン・ポール・メンディが反則勝ちで挑戦者決定戦に勝利しました。サキオ・ビカ、ジャン・ポール・メンディのどちらにとっても「痛い」試合となりました。好カードだっただけに、残念な結果ですね。
試合結果
試合結果 | ジャン・ポール・メンディが1ラウンド反則勝ちで挑戦者決定戦に勝利。 |