WBA世界ミニマム級タイトルマッチ
チャンピオン | ローマン・ゴンサレス(ニカラグア) 戦績:24戦全勝20KO |
挑戦者 | イバン・メネセス(メキシコ) 戦績:20戦14勝8KO5敗1分 |
試合内容
ボクシングの最軽量級、ミニマム級で、8割を超える驚異のKO率を誇るローマン・ゴンサレスが、メキシコ出身のイバン・メネセスを迎えて3度目の防衛戦を行います。2008年9月、新井田豊選手に4ラウンドTKO勝ちを収めて世界タイトルを奪取。最軽量級のKOキング、ローマン・ゴンサレスが全勝を続けるのでしょうか?それとも、イバン・メネセスが地元メキシコで悲願を達成するのでしょうか?
試合は1ラウンドからローマン・ゴンサレスのペースで進みます。左ジャブを突きながらローマン・ゴンサレスの前進を止めようとするイバン・メネセスに対して、ローマン・ゴンサレスはガードを高く構えて、イバン・メネセスのパンチをブロックしながら距離を詰めます。
1ラウンド中盤には、ローマン・ゴンサレスの左ボディーブロー、左フックがイバン・メネセスにクリーンヒットするなど、立ち上がりからローマン・ゴンサレスの強打が炸裂しています。2ラウンドに入ると、挑戦者のイバン・メネセスが手数を増やして打ち合います。チャンピオンのローマン・ゴンサレスも応戦し、激しい打撃戦になってきました。
ローマン・ゴンサレスもイバン・メネセスもお互い効果的なパンチを打ち込んでいますが、パンチ力はローマン・ゴンサレスのほうが一枚も二枚も上で、ラウンドが進むにつれて、イバン・メネセスの顔面が腫れ上がってきました。ローマン・ゴンサレスのパンチは本当に凄まじい破壊力ですね。最軽量級のミニマム級とは思えないほど重いパンチです。
イバン・メネセスもローマン・ゴンサレスの強打にひるむことなく、パンチを出して反撃。しかし、3ラウンド終了間際、ローマン・ゴンサレスがイバン・メネセスをロープへ詰めて連打を浴びせ、ダウンを奪います。地元メキシコの大声援を受けて立ちあがったイバン・メネセスですが、ダメージは相当深そうです。
4ラウンドに入ると、チャンピオンのローマン・ゴンサレスがプレッシャーを強め、左ボディーブロー、左フックを連打し、イバン・メネセスを仕留めにかかります。そして、4ラウンド終了間際、ローマン・ゴンサレスがイバン・メネセスをコーナーへ詰めて連打し、イバン・メネセスの腰が落ちたところでレフェリーが試合をストップ。ローマン・ゴンサレスが圧倒的な攻撃力をみせつけて3度目の防衛に成功しました。
ローマン・ゴンサレスの強さが際立った試合でしたね。世界タイトル初挑戦のイバン・メネセスも勇敢なボクシングで突破口を見つけようとしたのですが、ローマン・ゴンサレスの圧力、攻撃力の前に、どうしようもない状況に追い込まれてしまいました。ローマン・ゴンサレスは相手のパンチを簡単にもらってしまうディフェンスの甘さがありますが、それを補って余りある攻撃力を持っています。まだまだ全勝、そして防衛をが重ねていきそうですね。
試合結果
試合結果 | ローマン・ゴンサレスが4ラウンドTKO勝ちで3度目のタイトル防衛に成功。 |