NABF・NABO北米スーパーウェルター級タイトルマッチ
チャンピオン | バーネス・マーティロスヤン(アルメニア出身・アメリカ) 戦績:27戦全勝17KO |
挑戦者 | ジョー・グリーン(アメリカ) 戦績:22戦全勝14KO |
試合内容
強打とテクニックを兼ね備えたバーネス・マーティロスヤンと鉄壁のディフェンスを誇るサウスポーのジョー・グリーンが激突する全勝対決です。どちらも全勝で世界タイトル挑戦を狙うホープ同士の楽しみな試合ですね。
試合は、お互いが1ラウンドから激しく主導権を奪い合う展開で始まります。チャンピオンのバーネス・マーティロスヤンは左ジャブから右ストレート、左右のフックを中心に攻めています。一方、サウスポーのジョー・グリーンはガードを高く構えて右ジャブから左ストレートを打ち込み、主導権を握ろうとしています。
「マーティロスヤンもグリーンもパンチがシャープで手数が多いね。さすがは全勝のホープ。面白い試合になりそうだぞ」というのが1ラウンドを観た感想です。バーネス・マーティロスヤンもジョー・グリーンもパンチを当てる上手さがあるので、気を抜くと、どちらかが倒れそうな雰囲気ですね。
試合は一進一退の攻防が続きます。バーネス・マーティロスヤンもジョー・グリーンも単発のパンチを入れることはできるのですが、どちらもディフェンスが良いので、連打で畳みかけることはできず、決定打を打ち込むことができないまま、試合は最終ラウンドを迎えます。
「マーティロスヤンが少し有利っぽいけど、ポイントは競っているかもしれないね」と思っていると、試合終了間際の残り15秒、バーネス・マーティロスヤンの左フックがジョー・グリーンの後頭部付近をとらえて、ジョー・グリーンがキャンバスに手をついてダウン!
「競っている試合だけに、このダウンを大きいよ。ラビッド・パンチ気味だったんで、グリーンは気の毒だな」とジョー・グリーンに同情してしまう管理人。試合はこのまま判定にもつれ込み、バーネス・マーティロスヤンがジョー・グリーンに3-0の判定勝ちを収め、全勝のホープ対決に勝利しました。
バーネス・マーティロスヤンとジョー・グリーンのどちらもディフェンスの上手さを発揮した息詰まる展開でしたね。結果的に攻撃力、守備力、体力で少しずつ上回るバーネス・マーティロスヤンが勝利を手にしました。バーネス・マーティロスヤンはいつでも世界タイトルに挑戦するだけの力を持っていると思います。今後も注目です。
試合結果
試合結果 | バーネス・マーティロスヤンが10ラウンド判定勝ちでタイトル防衛に成功。敗れたジョー・グリーンはプロ初黒星。 【公式ジャッジの採点結果】
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