WBOインターコンチネンタル・クルーザー級王座決定戦
元WBO暫定世界 クルーザー級チャンピオン |
オラ・アフォラビ(イギリス) 戦績:20戦15勝6KO2敗3分 |
元IBF・IC クルーザー級チャンピオン |
ルボス・スダ(チェコ) 戦績:28戦23勝15KO4敗1分 |
オラ・アフォラビ対ルボス・スダの試合内容
元世界チャンピオンで、王座返り咲きを狙うオラ・アフォラビが、テクニシャンのルボス・スダと拳を交えます。好戦的なボクシングが持ち味のオラ・アフォラビがルボス・スダを圧倒するのか?それともルボス・スダが番狂わせを起こしてトップ戦線に浮上するのか?サバイバルマッチのゴングが鳴り響きます。
試合は頭を振りながら懐へ入って勝負しようとするルボス・スダに対して、オラ・アフォラビが長いリーチを活かした鋭い左ジャブと右ストレートを叩き込み、自分の距離を保つ展開で始まります。オラ・アフォラビの左ジャブはスピードもパワーもあるので、ルボス・スダは本当に厄介ですね。
2ラウンドに入ると、オラ・アフォラビが左ジャブを連打して自分から攻撃に出る作戦に切り替えます。オラ・アフォラビは、ガードを固めて前へ出ようとするルボス・スダを後退させるほどの鋭い左ジャブと強烈な右ストレートのワンツーを叩き込んでいますね。パワーの違いが少しずつ表面化し始めたようです。
その後も同じような展開が続き、迎えた5ラウンド。「このままじゃ、耐え切れない」と感じたルボス・スダが勝負に出ます。ガードを固めてオラ・アフォラビの強打を我慢しながら前へ出るルボス・スダは、ラウンド中盤、パンチを集めてオラ・アフォラビをロープへ詰めます。
しかし、オラ・アフォラビがルボス・スダの打ち終わりを待って反撃を開始し、強烈な右アッパーを顔面、右フックをみぞおちに叩き込みます。最後はオラ・アフォラビがルボス・スダをコーナーへ追い詰めてパンチを連打したところで、ルボス・スダがギブアップ。オラ・アフォラビがルボス・スダに5ラウンドTKO勝ちを収め、サバイバルマッチに快勝しました。
オラ・アフォラビがパワー、スピード、経験のあらゆる面でルボス・スダを上回っていた試合でしたね。「力の差」をはっきりと感じた試合でした。オラ・アフォラビの実力を考えると、もう一度世界チャンピオンに返り咲く可能性は高いと思うので、今後は誰に挑戦するかに注目したいと思います。
オラ・アフォラビ対ルボス・スダの試合結果
試合結果 | オラ・アフォラビが5ラウンドTKO勝ちでタイトル奪取に成功。 |