WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
チャンピオン | 粟生隆寛(日本) 戦績:24戦21勝10KO2敗1分 |
挑戦者 | デビス・ボスキエロ(イタリア) 戦績:30戦29勝14KO1分 |
粟生隆寛選手とデビス・ボスキエロの試合内容
2階級制覇チャンピオンの粟生隆寛(あおう・たかひろ)選手が、無敗挑戦者のデビス・ボスキエロと激突する2度目の防衛戦です。サウスポーの粟生隆寛選手は、鉄壁のガードを誇るデビス・ボスキエロを相手にどんなボクシングをみせてくれるでしょうか?
試合は、ガードを高く構えて左ジャブを突きながら距離を詰める挑戦者のデビス・ボスキエロに対して、チャンピオンの粟生隆寛選手が左ストレートのカウンターを上下に散らして応戦する展開で始まります。
「ボスキエロのガードがめっちゃ強固だね。粟生選手はどうやって鉄壁のガードを打ち破るのかな?」と粟生隆寛選手の攻撃とデビス・ボスキエロのディフェンスに注目する管理人。デビス・ボスキエロは鉄壁のブロックで攻撃を封じながら相手の長所を消して、接近戦でペースを握るタイプのボクサーですね。
試合中盤は、デビス・ボスキエロが距離を詰め、粟生隆寛選手がカウンターを狙う展開が続きます。デビス・ボスキエロはガードを固めて懐へ飛び込み、パンチを放った後、粟生隆寛選手が反撃しようとすると、クリンチで粟生隆寛選手の攻撃を防ぐ頭脳的な作戦を徹底します。
「ボスキエロのクリンチが、粟生選手の反撃を止めてるね。粟生選手はめっちゃ戦いづらそうだよ」と試合の行方を見守る管理人。粟生隆寛選手としては、自分から先にパンチを打ち込んだ後、右サイドに回り込こんで、デビス・ボスキエロのペースを崩したいですね。
試合終盤に入っても、どちらも主導権を奪えない展開が続きます。粟生隆寛選手はデビス・ボスキエロの鉄壁のガードを意識して力強いパンチを入れようとしすぎているせいか、この試合は回転の速い連打が姿を消しています。
試合はどちらもペースを握りきれない攻防が続き、12ラウンド終了のゴング。勝敗は3人のジャッジに委ねられ、結果は、粟生隆寛選手がデビス・ボスキエロに2-1の僅差の判定勝ちを収め、2度目のタイトル防衛に成功しました。
粟生隆寛選手がデビス・ボスキエロが鉄壁のガードと作戦に手を焼きながらも、何とかタイトルを防衛した苦しい試合でしたね。クリンチが多い展開で、スタミナを削られてしまった粟生隆寛選手にとって、見た目以上に厳しい内容だったと思います。デビス・ボスキエロ、強敵だったなあ。
粟生隆寛選手とデビス・ボスキエロの試合結果
試合結果 | 粟生隆寛選手が12ラウンド2-1の判定勝ちで2度目のタイトル防衛に成功。 【公式ジャッジの採点結果】
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