WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ
チャンピオン | ローマン・ゴンサレス(ニカラグア) 戦績:28戦全勝23KO |
挑戦者 | オマール・サラド(メキシコ) 戦績:27戦22勝13KO3敗2分 |
ローマン・ゴンサレス対オマール・サラドの試合内容
軽量級屈指の強打を武器に2階級制覇を成し遂げた全勝チャンピオンのローマン・ゴンサレスが3度目の世界戦で悲願のタイトル奪取を狙うオマール・サラドを迎えて2度目の防衛戦に挑みます。ローマン・ゴンサレスの強打が炸裂するのか?オマール・サラドの執念が実を結ぶのか?注目の防衛戦です。
試合は1ラウンドから大きく動きます。チャンピオンのローマン・ゴンサレスが開始直後からオマール・サラドにプレッシャーをかけ、迎えた1ラウンド1分30秒。ローマン・ゴンサレスが得意とするロングの左フックがオマール・サラドの顔面をとらえ、オマール・サラドがヨロヨロと後退してダウン!
「ゴンサレスの左フックは脅威の武器だよ。サラドのダメージはどうかな?」とオマール・サラドの状態を確認する管理人。ダウンを奪われたオマール・サラドですが、下がりながら直撃を避けたため、ダメージはそれほど深くなさそうです。
立ち上がりから距離を取って戦おうとしていたオマール・サラドに対して、ローマン・ゴンサレスがあっさりとダウンを奪いました。強打が注目されるローマン・ゴンサレスですが、当て勘も本当に素晴らしいんですよね。急所を的確に打ち抜く技術、特に左フックは超一級品です。
3ラウンドに入ると、ローマン・ゴンサレスがコンパクトなパンチを上下に打ち分け、スタミナ回復をはかるオマール・サラドに休む時間を与えません。特に、ローマン・ゴンサレスの左ボディーブローが効果的で、オマール・サラドが顔をしかめるシーンが増えてきました。
4ラウンド以降は、悲願のタイトル奪取に執念を燃やし、前進を続けるオマール・サラドに対して、ローマン・ゴンサレスがコンパクトで的確なパンチを集めて応戦。そして迎えた7ラウンド。全勝チャンピオンの強打が再び火を噴きます。
7ラウンドに入ると、ローマン・ゴンサレスが得意の左フック、左アッパーを連打。タフなオマール・サラドにクリーンヒットを叩き込み、この試合2度目のダウンを奪います。必死に立ち上がったオマール・サラドですが、ダメージはかなり深いですね。
最後はレフェリーの「ファイト!」と同時に、ローマン・ゴンサレスがオマール・サラドに襲いかかり、ラッシュしたところで勝負あり。ローマン・ゴンサレスがオマール・サラドに7ラウンドTKO勝ちを収め、2度目の防衛に成功しました。
ローマン・ゴンサレスの的確な強打がタフなオマール・サラドを打ち破った試合でしたね。オマール・サラドもボディーブローを中心に必死に抵抗しましたが、最後は軽量級屈指の攻撃力を誇るローマン・ゴンサレスの圧力に屈してしまいました。
ボクシングファンの方はご存知のように、オマール・サラドはとても粘り強いボクサーで、誰と戦っても接戦に持ち込むフィジカルとメンタルのタフさを兼ね備えています。しかし、ローマン・ゴンサレスの前では、何もできない状態でした。「ニカラグアの怪物」ローマン・ゴンサレスがいよいよ覚醒してきましたね。
ローマン・ゴンサレス対オマール・サラドの試合結果
試合結果 | ローマン・ゴンサレスが7ラウンドTKO勝ちで2度目の世界タイトル防衛に成功。 |