WBOインターコンチネンタル・ライト級王座決定戦
元2階級制覇チャンピオン | ロバート・ゲレロ(アメリカ) 戦績:31戦27勝18KO1敗1分2無判定 |
WBO世界ライト級2位 | ビセンテ・エスコベド(アメリカ) 戦績:24戦22勝14KO2敗 |
試合内容
フェザー級、スーパーフェザー級の2階級制覇を達成したロバート・ゲレロが、アテネ・オリンピック出場経験を持つビセンテ・エスコベドとライト級で拳を交えます。ロバート・ゲレロもビセンテ・エスコベドもテクニシャンでパンチを当てるのが上手いボクサーなので、ハイレベルな技術戦になりそうですね。
試合序盤、主導権を握ったのは3階級制覇を目指すサウスポーのロバート・ゲレロ。右ジャブを突きながら距離を詰め、得意の左ストレートをビセンテ・エスコベドの顔面に叩き込みます。一方のビセンテ・エスコベドはガードを高く構えて左右のフックで応戦。序盤から予想を上回る打ち合いになっていますね。
3ラウンド開始直後には、飛び込んできたビセンテ・エスコベドの左フックに合わせて、ロバート・ゲレロがカウンターの左ストレートを一閃!抜群のタイミングで放たれたパンチはビセンテ・エスコベドのアゴをとらえ、ロバート・ゲレロがダウンを奪います。
「さすがはゲレロ。カウンターのタイミングは一級品だね」とロバート・ゲレロを賞賛する管理人。さらに畳みかけるロバート・ゲレロは5ラウンド残り1分にも、強烈な左ストレートをビセンテ・エスコベドのアゴに叩き込み、試合の主導権を握ります。
6ラウンド開始1分には、反撃に出ようとするビセンテ・エスコベドの右アッパーをかわしたロバート・ゲレロがコンパクトな左アッパーをビセンテ・エスコベドのアゴにクリーンヒットさせ、この試合2度目のダウンを奪います。ロバート・ゲレロが確実に急所をとらえてビセンテ・エスコベドにダメージを与えていますね。
その後もロバート・ゲレロが前に出て反撃しようとするビセンテ・エスコベドにカウンターを打ち込む展開が続き、10ラウンド終了のゴングが鳴り響きます。結果は3人のジャッジすべてがロバート・ゲレロを支持。ロバート・ゲレロがビセンテ・エスコベドを大差の判定で破り、3階級制覇へ向けて好スタートを切りました。
ロバート・ゲレロのカウンターが決まりまくった試合でしたね。ビセンテ・エスコベドが前へ出ようとするところへ、力強いカウンターを叩き込んで突進を止め、見事に主導権を握りました。ボクシングの相性を考えながらターゲットを絞ることができれば、ロバート・ゲレロの3階級制覇が現実味を帯びてくると感じた試合内容でした。
ロバート・ゲレロ対ビセンテ・エスコベドの試合結果
試合結果 | ロバート・ゲレロが10ラウンド判定勝ちでビセンテ・エスコベドに快勝。 【公式ジャッジの採点結果】
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