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ビタリ・クリチコ対オドラニエル・ソリスのヘビー級頂上対決

次回は最年長王者のバーナード・ホプキンスとチャド・ドーソンが激突する因縁の再戦!
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WBC世界ヘビー級タイトルマッチ

チャンピオン ビタリ・クリチコ(ウクライナ)
戦績:43戦41勝38KO2敗
挑戦者 オドラニエル・ソリス(キューバ)
戦績:17戦全勝12KO

ビタリ・クリチコ対オドラニエル・ソリスの試合内容

一撃必殺の右ストレートを武器に「ヘビー級のボス」に君臨するビタリ・クリチコが、アテネオリンピックで金メダルを獲得した経験を持つ全勝挑戦者のオドラニエル・ソリスを迎えて6度目の防衛戦を行います。パワーのビタリ・クリチコ対テクニックのオドラニエル・ソリスという対照的な特徴を持つヘビー級ファイターの激突ですね。

今年40歳を迎えるヘビー級の覇者、ビタリ・クリチコが伝家の宝刀、右ストレートで最強の挑戦者を一蹴するのか?それともアマチュアで頂点に輝いたオドラニエル・ソリスがプロのリングで「最強のボス」を倒して覇権を手にするのか?世界中のボクシングファンが注目するヘビー級頂上対決のゴングが鳴り響きます。

試合はチャンピオンのビタリ・クリチコが左ジャブを突いて右ストレートを打ち込むタイミングを測りながらジワリジワリとプレッシャーをかけ、挑戦者のオドラニエル・ソリスがガードを高く構えてビタリ・クリチコの強打を警戒しながらカウンターを狙う展開で始まります。

ビタリ・クリチコが右ストレートを叩き込むため、左ジャブを突きながらプレッシャーをかける作戦は予想通りと言えますが、オドラニエル・ソリスがビタリ・クリチコのパンチに合わせて懐へ飛び込み、左右のフックを積極的に狙う作戦は予想していませんでした。オドラニエル・ソリスは勇気を持ってビタリ・クリチコの前進を止めようとしていますね。

ビタリ・クリチコは左ジャブを打ちやすいように、左手を下げて戦うので「もしかしたらソリスの右ストレートか右フックが当たるんじゃないかな?」という期待が生まれる展開です。ビタリ・クリチコもオドラニエル・ソリスも相手を一撃で沈めるパンチを持っているので、リング上は異様な緊張感に包まれています。

ところが、1ラウンド終了間際、試合はあっけない幕切れを迎えることになります。ビタリ・クリチコのパンチの打ち終わりを狙って、オドラニエル・ソリスが懐へ飛び込み、左フック、右ストレートを顔面へ叩き込もうとしますが、ビタリ・クリチコがスウェイバックでかわし、カウンターの右フックをオドラニエル・ソリスのテンプルへ打ち込みます。

手打ちのパンチでしたが、オドラニエル・ソリスはヨロヨロと後退してゴロンとダウン。「ありゃ?パンチが効いたのかな?」と思った瞬間、ダウンしたオドラニエル・ソリスが右ヒザを押さえて苦悶の表情を浮かべます。どうやら、ヒザを痛めてしまったようです。

その後、何とかダウンから立ち上がったオドラニエル・ソリスですが、ファイティングポーズを取ることができず、このまま試合終了。ビタリ・クリチコがオドラニエル・ソリスに1ラウンドKO勝ちを収め、6度目のタイトル防衛に成功しました。敗れたオドラニエル・ソリスはプロ初黒星です。

最後はあっけない幕切れで驚いてしまいましたね。スロー映像で確認すると、どうやらオドラニエル・ソリスはビタリ・クリチコの右フックをもらった直後に左の足首をひねり、さらにダウンした瞬間に右ヒザをひねってしまったようです。しかも、スロー映像を観る限り、ビタリ・クリチコのパンチも効いていた印象を受けました。

試合はあっけない幕切れを迎えてしまいましたが、ビタリ・クリチコが全勝の指名挑戦者、オドラニエル・ソリスを一蹴した事実に変わりはありません。この勝利で、ビタリ・クリチコは7月に世界チャンピオンのまま40歳の誕生日を迎えることになりそうです。

圧倒的な強さを誇るビタリ・クリチコですが、年齢や体のキレを考えると、引退に一歩ずつ近づいていることは間違いありません。だからこそ、今年は「誰がビタリ・クリチコから覇権を奪うことができるのか?」にテーマを絞って、ビタリ・クリチコの活躍を追いかけて行きたいと思います。

今年の夏には、ビタリ・クリチコの弟でIBF・WBO世界ヘビー級チャンピオンのウラディミール・クリチコとWBA世界ヘビー級チャンピオンのデビッド・ヘイが対決する方向で話が進んでいます。その結果で「ヘビー級のボス」がどんな最終章を歩むのか、見えてくるでしょう。長年ヘビー級戦線を支えてきたビタリ・クリチコの最終章に注目ですね。

ビタリ・クリチコ対オドラニエル・ソリスの試合結果

試合結果 ビタリ・クリチコが1ラウンドKO勝ちで6度目のタイトル防衛に成功。
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