WBO中南米フェザー級王座決定戦
元WBO世界スーパー フェザー級チャンピオン |
ローマン・マルチネス(プエルトリコ) 戦績:26戦24勝15KO1敗1分 |
元NABO北米スーパー フェザー級チャンピオン |
ダニエル・アッター(ナイジェリア) 戦績:35戦26勝9KO7敗1分1無効試合 |
ローマン・マルチネス対ダニエル・アッターの試合内容
元WBO世界スーパーフェザー級チャンピオンのローマン・マルチネスが世界タイトル挑戦経験を持つダニエル・アッターを迎えて再起戦を行います。初黒星を喫して世界タイトルを手放したローマン・マルチネスが1年1か月ぶりのリングでサウスポーのダニエル・アッター相手にどんなボクシングをみせてくれるのか、楽しみですね。
試合はローマン・マルチネスが1ラウンドからダニエル・アッターにプレッシャーをかけ、積極的にパンチを打ち込む展開で始まります。体の柔らかいダニエル・アッターは距離を取りながらサウスポーの特徴を生かしたボクシングに持ち込みたいと思うのですが、ローマン・マルチネスが巧みに距離を詰め、ダニエル・アッターの長所を消していますね。
「アッターはめっちゃプレッシャーを感じてるみたい。マルチネスのプレッシャーがすごいもんな。マルチネスは上手く距離を詰めながら戦ってるよ」と両者の立ち上がりに注目する管理人。ローマン・マルチネスは前に出っ放し、ダニエル・アッターは後ろに下がりっぱなしの1ラウンドでしたね。
2ラウンド以降もローマン・マルチネスがダニエル・アッターにプレッシャーをかけ、強打を打ち込む展開が続きます。そして迎えた3ラウンド中盤、ローマン・マルチネスがダニエル・アッターをロープへ詰め、強烈な左アッパー、右ストレート、左右のフックを6連打!ダニエル・アッターからダウンを奪います。
ダニエル・アッターが深いダメージを受ける前にダウンしたので、すぐに立ち上がりましたが、ダニエル・アッターはローマン・マルチネスのプレッシャーとパンチ力を感じながら戦う苦しい展開ですね。一方のローマン・マルチネスは試合の主導権を握りながら上手く戦っていますね。
4ラウンド以降もローマン・マルチネスが主導権を握りながら試合が進み、迎えた6ラウンド1分すぎ。ローマン・マルチネスとダニエル・アッターが体を密着させた状態で打ち合いを続け、ローマン・マルチネスの右フックがダニエル・アッターのアゴを打ち抜き、ダニエル・アッターが崩れ落ちます。
「このダウンは効いた!アッターは立ち上がれるかな?」とダニエル・アッターのダメージを確認する管理人。左フックを打ち込もうとしたところへ、ローマン・マルチネスの強烈な右フックのカウンターをもらってしまったダニエル・アッターは何とか2度目のダウンから立ち上がりましたが、ダメージはめっちゃ深そうですね。
ダニエル・アッターがファイティングポーズを取り、レフェリーが「ファイト!」の声をかけると同時にコーナーから飛び出すローマン・マルチネス。強烈なパンチでダニエル・アッターをロープに追い詰め、最後はサウスポースタイルから左ストレート、右フックを叩き込んで、ダニエル・アッターがダウンしたところで、レフェリーが試合をストップ!ローマン・マルチネスが6ラウンド1分50秒ダニエル・アッターにTKO勝ちで再起戦に快勝しました。
ローマン・マルチネスが持ち味のパワフルな攻撃でダニエル・アッターのテクニックを完全に消し去った試合でしたね。スーパーフェザー級は(2011年11月24日の時点で)内山高志選手がWBAチャンピオン、粟生隆寛選手がWBCチャンピオンに君臨する、日本人ボクサーも数多く参戦する階級です。復活を果たしたローマン・マルチネスの今後に注目しましょう。
ローマン・マルチネス対ダニエル・アッターの試合結果
試合結果 | ローマン・マルチネスが6ラウンドTKO勝ちで再起戦に勝利。 |