WBCシルバー・スーパーウェルター級王座決定戦
WBO世界スーパー ウェルター級1位 |
バーネス・マーティロスヤン(アメリカ・アルメニア出身) 戦績:29戦全勝18KO |
WBO世界スーパー ウェルター級7位 |
サウル・ローマン(メキシコ) 戦績:42戦34勝29KO8敗 |
バーネス・マーティロスヤン対サウル・ローマンの試合内容
強打を武器に全勝の快進撃を続ける世界チャンピオン候補のバーネス・マーティロスヤンが、好戦的なサウル・ローマンと激突します。強打者対決を制して、トップ戦に浮上するボクサーはバーネス・マーティロスヤンでしょうか?それともサウル・ローマンでしょうか?
試合は全勝のバーネス・マーティロスヤンが鋭い左ジャブを突きながら前進し、右ストレートを狙う展開で始まります。一方のサウル・ローマンは下がりながら距離を取り、カウンターを狙っているようです。お互い立ち上がりからパンチに力を込めて打っていますね。
「スピードもテクニックもマーティロスヤンが上かな?ローマンは元気なうちに勝負に出たいよ」と試合の行方を見守る管理人。すると、1ラウンド残り50秒、バーネス・マーティロスヤンが強引に距離を詰めようとした瞬間、サウル・ローマンが右ストレートから左フックのコンビネーションを顔面へ叩き込み、バーネス・マーティロスヤンが尻もちをついてダウン!
「おおお、ナイスカウンター!マーティロスヤンが先にダウンするなんて予想外の展開だよ。おもしろくなってきたぞ」と試合の行方に注目する管理人。ダウンから立ち上がったバーネス・マーティロスヤンの状態を確認すると、ダメージはありますが、体が動かないほどではないようです。
2ラウンドに入ると、バーネス・マーティロスヤンが自分から前へ出てサウル・ローマンにプレッシャーをかけます。バーネス・マーティロスヤンは自分から攻撃に出ることで、サウル・ローマンの追撃を防ごうという作戦のようです。
1ラウンドにダウンを奪われたバーネス・マーティロスヤンですが、ラウンドが進むにつれて盛り返し、少しずつ本来のボクシングを取り戻します。一方のサウル・ローマンはダウンを奪ったパンチの感触が残っているのか、一撃カウンターを狙う場面が目立ち、手数が少ないですね。
一進一退の攻防が続き、迎えた7ラウンド開始直後。サウル・ローマンがバーネス・マーティロスヤンをロープへ追い詰め、パンチを連打します。バーネス・マーティロスヤンは必死にガードを固めて耐え抜き、クリンチでピンチを脱出。バーネス・マーティロスヤンはダメージを抱えた状態でよくこらえましたね。
一気に試合を決めたいサウル・ローマンはパンチを出しながら距離を詰めようとしますが、7ラウンド中盤、バーネス・マーティロスヤンが強烈な右ストレートをサウル・ローマンのアゴに叩き込み、サウル・ローマンが後退。「ここが勝負」と攻撃に出るバーネス・マーティロスヤンはパンチを連打してサウル・ローマンをロープへ追い詰め、右ストレートでダウンを奪います。
「おおお、すげえ。マーティロスヤンはよく盛り返したな」とダウンを奪ったバーネス・マーティロスヤンに拍手を送る管理人。ダウンから立ち上がったサウル・ローマンの状態をチェックすると、ダメージが相当深そうです。
一気に畳みかけるバーネス・マーティロスヤンはパンチを連打してサウル・ローマンを再びロープへ追い詰め、最後は右ストレートを顔面へ叩き込んだところで、レフェリーが試合をストップ!バーネス・マーティロスヤンがサウル・ローマンに7ラウンドTKO勝ちを収め、強打者対決に勝利しました。
ダウン応酬の凄まじい試合でしたね。結果はバーネス・マーティロスヤンが勝利を手にしましたが、サウル・ローマンが勝ってもおかしくない紙一重の内容でした。これまで圧倒的な強さを見せてきたバーネス・マーティロスヤンの思わぬ苦戦に驚きましたが、バーネス・マーティロスヤンの耐久力や底力を確認することができた試合だったと思います。今後も注目の全勝ボクサーですね。
バーネス・マーティロスヤン対サウル・ローマンの試合結果
試合結果 | バーネス・マーティロスヤンが7ラウンドTKO勝ちでタイトル奪取に成功。デビューからの全勝を30に伸ばしました。 |