WBA世界スーパーミドル級タイトルマッチ
チャンピオン | アンドレ・ウォード(アメリカ) 戦績:23戦全勝13KO |
挑戦者 | アルツール・アブラハム(アルメニア) 戦績:34戦32勝26KO2敗 |
アンドレ・ウォード対アルツール・アブラハムの試合内容
圧倒的なスピードとテクニックを武器に全勝街道を突き進むアンドレ・ウォードが、一撃強打を武器に対戦相手をリングに沈めてきたアルツール・アブラハムを迎えて2度目の防衛戦を行います。「スピード対パワー」の激突ですね。
なお、この試合はWBA世界スーパーミドル級タイトルだけでなく、スーパーシックス・トーナメント決勝進出をかけた大一番です。「6人のスターボクサーからスーパーミドル級最強を決めるスーパーシックス」もいよいよ大詰め。準決勝を制して、決勝の舞台へ進むボクサーはどちらでしょうか?
試合はガードを固めて距離を詰め、自慢を強打を打ち込みたいアルツール・アブラハムに対して、圧倒的なスピードを誇るアンドレ・ウォードが左ジャブを突きながら距離を取り、アルツール・アブラハムのパンチが届かないポジションをキープする展開で始まります。
「ウォードのスピードが際立ってるな。ウォードは一番得意とするタイプ、アブラハムは一番苦手とするタイプかも」と試合の行方を見守る管理人。攻防分離のアルツール・アブラハムにとっては、圧倒的なスピードを誇るアンドレ・ウォードは一番やっかいなタイプですね。
これまで何度となく自慢の強打で対戦相手をリングに沈めてきたアルツール・アブラハムですが、アンドレ・ウォードのスピードに翻弄され、パンチが当たりません。アンドレ・ウォードはオーソドックスで戦ったり、サウスポーにスイッチしたり、練習をしているかのようなボクシングです。
試合は終始、アンドレ・ウォードがアルツール・アブラハムを圧倒するボクシングが続き、12ラウンド終了のゴングが鳴り響きます。結果は3人のジャッジすべてが大差でアンドレ・ウォードを支持。アンドレ・ウォードがアルツール・アブラハムに12ラウンド判定勝ちを収め、2度目の世界タイトル防衛に成功すると同時に「スーパーシックス」決勝進出を決めました。
アンドレ・ウォードのスピードがアルツール・アブラハムのパワーを完全に封じ込めた試合でしたね。アンドレ・ウォードのスピードとテクニックを最大限に活かした試合運びの上手さは並のボクサーでは打ち破れないと思います。あのアルツール・アブラハムが何もできず完敗ですからね。
この試合の結果、「スーパーシックス」の決勝戦がアンドレ・ウォード対カール・フロッチに決まりました。アンドレ・ウォードにとっては、中間距離から強打を連打できるカール・フロッチは一番やっかいな相手だと思います。「最強の称号」を手にするボクサーはどちらでしょうか?今から楽しみですね。
アンドレ・ウォード対アルツール・アブラハムの試合結果
試合結果 | アンドレ・ウォードが12ラウンド3-0の判定勝ちで世界タイトルの2度目の防衛に成功。 【公式ジャッジの採点結果】
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