NABF・NABO北米フェザー級タイトルマッチ

ミゲール・ガルシア対バーナベ・コンセプションの試合内容

ボクシング界の未来を担う逸材として期待される全勝のミゲール・ガルシアと2度の世界タイトル挑戦経験を持つバーナベ・コンセプションが拳を交えます。各団体で上位にランクされるミゲール・ガルシアにとって、世界タイトル挑戦の試運転となる内容が問われる試合ですね。

試合は、ミゲール・ガルシアとバーナベ・コンセプションのどちらも鋭い左ジャブを突きながら距離をはかり、右ストレート、左フックを打ち込むタイミングを狙っています。バーナベ・コンセプションは一気に勝負を仕掛けたいと思うのですが、ミゲール・ガルシアのプレッシャーが強いので、下がりながらのボクシングを強いられていますね。

2ラウンドに入ると、ミゲール・ガルシアが鋭いワンツーを使い始めます。強打を誇るバーナベ・コンセプションに対して、ミゲール・ガルシアは中間距離を保って、バーナベ・コンセプションのパンチが届かない距離からワンツーを叩き込んでいます。ミゲール・ガルシアが試合をコントロールし始めましたね。

「ガルシアは24歳だけど、めちゃめちゃ落ち着いてるよ。派手さはないけど、ベテランのような試合巧者ぶりだね」とミゲール・ガルシアのボクシングに注目する管理人。エイドリアン・ブローナーと並んで、管理人が最も注目している次世代のスーパースター候補は、ディフェンスを大事に戦いながら、ラウンドを重ねるごとに攻撃を強めていますね。

ミゲール・ガルシアのペースで迎えた7ラウンド。バーナベ・コンセプションが自分から積極的に距離を詰めてパンチを強振し、勝負に出ます。一方のミゲール・ガルシアはガードをガッチリ固めてバーナベ・コンセプションの攻撃をふせぎ、打ち終わりを待って鋭いワンツーで反撃。真っ向勝負で迎え撃ちます。

「コンセプションが勝負に行ったんだけど、ガルシアが押し返したね。こうなると、コンセプションは苦しいな」と思っていると、7ラウンド中盤、ミゲール・ガルシアが右ストレートを連打してバーナベ・コンセプションからダウンを奪います。

「これは効いた！ガルシアは一気に勝負を決められるかな？」とミゲール・ガルシアのボクシングに注目する管理人。ダウンを奪ったミゲール・ガルシアは、立ち上がったバーナベ・コンセプションをロープに追い詰め、コンパクトな連打を打ち込みます。

最後は、バーナベ・コンセプションが防戦一方となったところでレフェリーが試合をストップ！ミゲール・ガルシアがバーナベ・コンセプションに7ラウンドTKO勝ちを飾り、プロデビューからの連勝を28に伸ばしました。

ミゲール・ガルシアがディフェンスを大切にした堅実なボクシングで、バーナベ・コンセプションを圧倒した試合でしたね。ミゲール・ガルシアは決して派手なボクサーではありませんが、24歳の若さで自分のボクシングに徹する強さを身につけています。見た目以上に強いボクサーだと思います。

ミゲール・ガルシアはエイドリアン・ブローナーと並んで、管理人が2012年に飛躍を期待する2大ホープです。エイドリアン・ブローナーは一足先に世界タイトルを手にしました。ミゲール・ガルシアはエイドリアン・ブローナーに続き、全勝で世界タイトルを獲得することができるでしょうか？ミゲール・ガルシアの次戦に注目しましょう。

ミゲール・ガルシア対バーナベ・コンセプションの試合結果