USBA全米スーパーミドル級タイトルマッチ(10回戦)
チャンピオン | ドン・ジョージ(アメリカ) 戦績:24戦22勝19KO1敗1分 |
挑戦者 | エドウィン・ロドリゲス(ドミニカ共和国) 戦績:20戦全勝14KO |
エドウィン・ロドリゲス対ドン・ジョージの試合内容
全勝の快進撃を続けるエドウィン・ロドリゲスと好戦的なボクシングが魅力のドン・ジョージが激突するホープ対決です。テクニックと手数のエドウィン・ロドリゲス対パワーとタフネスのドン・ジョージ。ホープ対決を制して、トップ戦線へ浮上するボクサーはどちらでしょうか?
試合は、左ジャブを突きながら距離を詰めて得意の接近戦に持ち込もうとするチャンピオンのドン・ジョージに対して、挑戦者のエドウィン・ロドリゲスが回転の速い連打で応戦するスリリングな展開で始まります。どちらも立ち上がりから積極的に攻撃していますね。
「ロドリゲスもジョージも鋭くて力強い左ジャブだよ。どっちが先に右を当てるかな?」と思っていると、4ラウンド1分、エドウィン・ロドリゲスがドン・ジョージをコーナーへ詰めて、強烈な右ストレートを叩き込みます。
「タフなジョージじゃなかったら、倒れていてもおかしくないパンチだよ。コンパクトで力強い右ストレートだね」とエドウィン・ロドリゲスに拍手を送る管理人。全勝のホープとして期待されるエドウィン・ロドリゲスの才能を垣間見ることができる一撃です。
序盤は、お互いにパンチを叩き込む打ち合いでしたが、中盤に入ると、エドウィン・ロドリゲスが打ち合いを避け、フットワークを使いながら中間距離で戦う作戦に切り替えます。エドウィン・ロドリゲスは試合を有利に進めていますが、ドン・ジョージのパンチ力と突進力を感じているようです。
試合終盤は、前へ出て強打を打ち込もうとするチャンピオンのドン・ジョージに対して、挑戦者のエドウィン・ロドリゲスが下がりながらカウンターを狙う展開が続き、10ラウンド終了のゴング。勝敗は3人のジャッジに委ねられます。
結果は、3人のジャッジすべてが挑戦者のエドウィン・ロドリゲスを支持。エドウィン・ロドリゲスがドン・ジョージに10ラウンド判定勝ちを飾り、タイトル獲得に成功しました。ホープ対決を制したエドウィン・ロドリゲスは連勝を21に伸ばしました。
エドウィン・ロドリゲスのテクニックがドン・ジョージのパワーを封じ込めた試合でしたね。パワーはドン・ジョージが一枚上手な印象でしたが、パンチを当てる技術はエドウィン・ロドリゲスが一枚上手だったと思います。手数が多いエキサイティングなホープ対決でした。
エドウィン・ロドリゲス対ドン・ジョージの試合結果
試合結果 | エドウィン・ロドリゲスが10ラウンド判定勝ち。 【公式ジャッジの採点結果】
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