WBC世界スーパーライト級暫定王座決定戦
ランキング1位 | アジョセ・オルセグン(ナイジェリア) 戦績:30戦全勝14KO |
ランキング2位 | ルーカス・マティセ(アルゼンチン) 戦績:34戦31勝29KO2敗1無効試合 |
アジョセ・オルセグン対ルーカス・マティセの試合内容
チャンピオンのダニー・ガルシアが王座統一戦を行うことが決まり、ランキング1位のアジョセ・オルセグンとランキング2位のルーカス・マティセがWBC世界スーパーライト級の暫定タイトルをかけて、暫定王座決定戦で激突することになりました。
全勝サウスポーのアジョセ・オルセグンと強打者のルーカス・マティセ。めちゃめちゃ楽しみな暫定王座決定戦ですね!悲願の世界タイトルを奪取するボクサーは全勝のアジョセ・オルセグンでしょうか?それとも、パワフルな強打が魅力のルーカス・マティセでしょうか?激闘の開始を告げるゴングが鳴り響きます。
試合は、距離を詰めて自慢の強打を叩き込もうとするルーカス・マティセに対して、サウスポーのアジョセ・オルセグンがフットワークを使いながら、連打で応戦する展開で始まります。どちらも積極的にパンチを交換していますね。
「マティセが立ち上がりからエンジン全開だよ。オルセグンもディフェンスを固めるだけじゃなくて、パンチを打ちながら応戦しているね。どっちが倒れてもおかしくないよ。壮絶な我慢比べになりそうだぞ」と大熱戦の予感が伝わってくる立ち上がりに大興奮の管理人。
3ラウンドに入ると、ルーカス・マティセがプレッシャーを強め、アジョセ・オルセグンをロープに詰めて強烈な連打を上下に打ち分けます。アジョセ・オルセグンはロープを背負いながら応戦していますが、ルーカス・マティセのパワーを感じているようです。
【Photo:The Ring Magazine】
立ち上がりはルーカス・マティセが攻勢を仕掛けていましたが、中盤に入ると、アジョセ・オルセグンのパンチもルーカス・マティセの顔面とボディーをとらえるようになります。どちらも歯を食いしばって相手のパンチを我慢しながら、パンチを出しています。
「ものすごい我慢比べになってきたね。マティセは序盤のハイペースの影響で、スタミナが切れてきたみたい。オルセグンの手数がマティセの手数を上回り始めたんで、終盤勝負になってきそうだぞ」と息詰まる熱戦に拍手を送る管理人。
一進一退の攻防が続き、迎えた10ラウンド1分。ルーカス・マティセの右ストレートで、アジョセ・オルセグンのアゴが跳ね上がります。一気に勝負を仕掛けるルーカス・マティセは、左右のパンチを連打して、アジョセ・オルセグンをロープに詰めます。
「マティセが勝負に出たよ。オルセグンは耐えきれるかな?」と思っていると、10ラウンド残り10秒、ルーカス・マティセが再び強烈な右ストレートをアジョセ・オルセグンの顔面に叩き込み、アジョセ・オルセグンのアゴが跳ね上がります。
「効いた!マティセ、チャンスだよ」と思った瞬間、ルーカス・マティセが渾身の右ストレートをアジョセ・オルセグンの顔面に叩き込み、アジョセ・オルセグンがダウン!次の瞬間、レフェリーが試合をストップし、激闘に終止符が打たれました。
アルゼンチンが誇る強打者のルーカス・マティセがアジョセ・オルセグンに10ラウンドTKO勝ちを飾り、悲願の世界タイトル奪取に成功しました。健闘及ばず、敗れたアジョセ・オルセグンは無念のプロ初黒星です。
いやー、すばらしい激闘でしたね!勝ったルーカス・マティセはもちろん、敗れたアジョセ・オルセグンにも大きな拍手を送りたいです。2012年に観戦したボクシングの試合で、トップ5に入る壮絶な我慢比べでした。
悲願の世界タイトルを獲得した暫定チャンピオンのルーカス・マティセは、いずれチャンピオンのダニー・ガルシアと拳を交える可能性があります。ルーカス・マティセ対ダニー・ガルシアもKO必至の名勝負になること間違いなしの好カードですね!実現してほしいなあ。
アジョセ・オルセグン対ルーカス・マティセの試合結果
試合結果 | ルーカス・マティセが10ラウンド2分59秒TKO勝ち。悲願の世界タイトル奪取に成功しました。 |