WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ
チャンピオン | 佐藤洋太(日本) 戦績:28戦25勝12KO2敗1分 |
挑戦者 | 赤穂亮(日本) 戦績:21戦19勝12KO2分 |
佐藤洋太選手と赤穂亮選手の試合内容
巧みなフットワークと独特の間合いで世界タイトルを防衛する佐藤洋太選手と一撃必殺の強打を誇る無敗の赤穂亮選手が激突する注目の日本人対決です。テクニシャンの佐藤洋太選手とハードパンチャーの赤穂亮選手。テクニック対パワーの対決を制するボクサーはどちらでしょうか?
試合は、ガードを固めて距離を詰め、得意の強打を叩き込もうとする挑戦者の赤穂亮選手に対して、チャンピオンの佐藤洋太選手が鋭い左ジャブからカウンターの右ストレートを打ち込む展開で始まります。佐藤洋太選手の左ジャブが効果的ですね。
「佐藤選手は理想的な立ち上がりだね。赤穂選手はどんな作戦で佐藤選手の懐へ飛び込むのかな?どちらの距離で戦うかで、大きく流れが変わりそうな試合だぞ」と注目の日本人対決に興味津々の管理人。立ち上がりは佐藤洋太選手がうまく戦っている印象です。
序盤は、佐藤洋太選手のペースで進み、迎えた5ラウンド残り1分。赤穂亮選手が強烈な左ボディーブローを叩き込みます。佐藤洋太選手はすぐに赤穂亮選手にクリンチして、追撃を防ぎましたが、佐藤洋太選手の表情が曇る破壊力でしたね。
「めっちゃ強烈!赤穂選手の一撃はやっぱりすごいなあ」と改めて赤穂亮選手の強打に驚く管理人。抜群のフットワークを誇る佐藤洋太選手に対して、赤穂亮選手のボディーから食いついて足を止める作戦は有効ですね。
6ラウンド残り1分には、距離を詰めた赤穂亮選手が強烈な左アッパーを突き上げます。しかし、佐藤洋太選手は赤穂亮選手の追撃をボディーワークとフットワークで回避し、主導権を渡しません。単発ですが、少しずつ赤穂亮選手のパンチがヒットし始めるようになってきました。
7ラウンドに入ると、佐藤洋太選手がフットワークを使って距離を取りながらフリッカージャブを連打。赤穂亮選手はガードを固めながら我慢して距離を詰め、佐藤洋太選手をコーナーへ追い詰めます。
自慢のパンチを強振する赤穂亮選手。ボディーワークで回避する佐藤洋太選手。お互いの持ち味とプライドがぶつかり合う紙一重の攻防が繰り広げられています。赤穂亮選手の強打が佐藤洋太選手の鼻先をかすめるような息詰まる攻防です。
8ラウンド以降もお互いのプライドがぶつかり合う一進一退の攻防が続きます。序盤に比べて、赤穂亮選手のパンチが当たっていますが、佐藤洋太選手が追撃を許さず、打たれたら必ず打ち返すため、赤穂亮選手のクリーンヒットが帳消しになっている印象です。
試合終盤は赤穂亮選手が盛り返し、佐藤洋太選手も応戦する熱戦が続き、12ラウンド終了のゴング。採点の結果、3人のジャッジすべてが佐藤洋太選手を支持。佐藤洋太選手が無敗の赤穂亮選手に12ラウンド判定勝ちを飾り、2度目のタイトル防衛に成功しました。
お互いのプライドがぶつかり合った手に汗握る熱戦でしたね。佐藤洋太選手の細かいフェイントや巧みな心理戦、赤穂亮選手の終盤の猛攻に「おおお!」と連発しながら観戦しちゃいました。お互いが自分のボクシングを貫いた日本人対決に大きな拍手を送りたいです。
佐藤洋太選手と赤穂亮選手の試合結果
試合結果 | 佐藤洋太選手が12ラウンド判定勝ち。2度目の防衛に成功しました。 【公式ジャッジの採点結果】
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