IBF世界スーパーウェルター級タイトルマッチ
チャンピオン | コーネリアス・バンドレイジ(アメリカ) 戦績:37戦32勝19KO4敗1無効試合 |
挑戦者 | イシェ・スミス(アメリカ) 戦績:29戦24勝11KO5敗 |
コーネリアス・バンドレイジ対イシェ・スミスの試合内容
39歳のコーネリアス・バンドレイジが、34歳のイシェ・スミスを迎えて3度目の防衛戦を行います。一撃強打が魅力のコーネリアス・バンドレイジと粘り強いボクシングで初の世界タイトル奪取を狙うイシェ・スミスの楽しみな対戦ですね。
試合が始まると、チャンピオンのコーネリアス・バンドレイジが勢いよくコーナーを飛び出し、左ジャブを突きながら得意の右ストレートを狙います。コーネリアス・バンドレイジは1ラウンドから倒す気満々ですね。
一方、初の世界タイトル挑戦で悲願のタイトル奪取を狙うイシェ・スミスは、ガードを高く構えて、ディフェンスを大事に戦っています。コーネリアス・バンドレイジの右ストレートが大振りになったところへ、右ストレートと左フックのカウンターを合わせる作戦のようです。
「バンドレイジが一発当てられるか?スミスがコツコツとパンチを打ってポイントを積み重ねられるか?わかりやすい展開になりそうだぞ。さあ、どっちが主導権を握るかな?」とベテラン対決の主導権争いに注目する管理人。
【Photo:The Ring Magazine】
コーネリアス・バンドレイジがプレッシャーをかける展開が続き、迎えた2ラウンド中盤。スリップダウンしたイシェ・スミスに対して、コーネリアス・バンドレイジがパンチを打ったという理由で反則をとられ、1ポイント減点されてしまいます。
「いやー、この判定は厳しいなあ。バンドレイジは、右フックのボディーでダウンを奪って、追撃したイメージだと思うんだけどね。最初のダウンがノックダウンに認めらず、逆に、1ポイントの減点だもん」とコーネリアス・バンドレイジに同情する管理人。
3ラウンドに入ると、イシェ・スミスがコーネリアス・バンドレイジのボクシングに慣れてきたのか、積極的にパンチを出し始め、攻撃にシフトします。イシェ・スミスの手数が明らかに増えてきましたね。
イシェ・スミスが盛り返して迎えた4ラウンド残り30秒、前進するコーネリアス・バンドレイジに対して、イシェ・スミスが強烈な右ストレートのカウンターを叩き込み、コーネリアス・バンドレイジの動きが一瞬止まります。
【Photo:The Ring Magazine】
「うわ、めっちゃ効いた!タフなバンドレイジじゃなかったら、終わってもおかしくないタイミングだよ。バンドレイジはよく耐えたね」と両者に拍手を送る管理人。イシェ・スミスのカウンターのタイミングが徐々に合ってきましたね。
5ラウンドに入ると、イシェ・スミスのカウンターを警戒するコーネリアス・バンドレイジが大きく動くボクシングに切り替えます。コーネリアス・バンドレイジはダメージを回復しながら戦っている印象です。
一方、イシェ・スミスは、コーネリアス・バンドレイジが下がり出し、最大の特徴である攻撃の回数が大きく減ったことで、戦いやすそうです。イシェ・スミスも気付いているようで、コンパクトなパンチを積極的に集めていますね。
【Photo:The Ring Magazine】
終盤に入ると、左ジャブの突き合いから、どちらも右ストレートを狙う激闘が展開されます。9ラウンド残り30秒には、イシェ・スミスがコーネリアス・バンドレイジをロープに詰めて、怒涛の連打!コーネリアス・バンドレイジが必死に耐え抜きます。
「見応えのある攻防だったね。スタミナの差が出始めてきたかな?バンドレイジはここで踏ん張らないと、ポイント失っちゃうよ。逆に、スミスは勝負に出てポイントを奪いたいね」と終盤の攻防に大きな拍手を送る管理人。
11ラウンドはお互いが強烈な右ストレートを叩き込みますが、どちらも踏ん張ります。試合は最後まで一進一退の攻防が続き、終了のゴング。勝敗は3人に委ねられ、2人がイシェ・スミス、1人がコーネリアス・バンドレイジを支持。イシェ・スミスが悲願の世界タイトル奪取に成功しました。
どちらもパンチを叩き込み、パンチに耐え抜いた激闘でしたね。オッズはイシェ・スミスが有利でしたが、個人的に「バンドレイジが有利かな?」と予想していたので、意外な結末でした。イシェ・スミスが手数で勝利を引き寄せましたね。試合後の涙が印象的なイシェ・スミスの初戴冠でした。
コーネリアス・バンドレイジ対イシェ・スミスの試合結果
試合結果 | イシェ・スミスが12ラウンド判定勝ち。初の世界タイトル奪取に成功しました。 【公式ジャッジの採点結果】
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