WBC米大陸スーパーウェルター級王座決定戦
WBC同級30位 | ジャーメル・チャーロ(アメリカ) 戦績:19戦全勝9KO |
アメリカ同級 | ハリー・ジョー・ヨルゲイ(アメリカ) 戦績:27戦25勝12KO1敗1分 |
ジャーメル・チャーロ対ハリー・ジョー・ヨルゲイの試合内容
双子のボクサーとして、アメリカで注目されている全勝のジャーメル・チャーロが、世界タイトル挑戦経験を持つハリー・ジョー・ヨルゲイと対戦する新旧対決です。タイトル戦線浮上をかけたサバイバルマッチですね。
試合は、お互いがガードを高く構えて左ジャブを突きながら、右ストレートを打ち込むタイミングを狙う展開で始まります。ジャーメル・チャーロもハリー・ジョー・ヨルゲイもディフェンスを大事にしながら、左ジャブで距離を確認している印象です。
2ラウンドに入ると、ジャーメル・チャーロが左ジャブを連打して、プレッシャーを強めます。一方のハリー・ジョー・ヨルゲイは、ボディーワークとブロッキングで直撃を回避しながら、飛び込むタイミングを狙っているようです。
【Photo:The Ring Magazine】
「距離が近くなってきたね」と思い始めた2ラウンド1分すぎ。ジャーメル・チャーロが得意の右ストレートをハリー・ジョー・ヨルゲイに叩き込み、ぐらついたところへ左フックで追撃!ハリー・ジョー・ヨルゲイからダウンを奪います。
試合再開後、ジャーメル・チャーロは、再び右ストレートでダウンを奪い、序盤で主導権を握ることに成功。最短距離を走るジャーメル・チャーロの右ストレートが、ベテランのハリー・ジョー・ヨルゲイのリズムを崩しましたね。
3ラウンドに入っても、ジャーメル・チャーロの右ストレートがハリー・ジョー・ヨルゲイのテンプルをとらえ、ハリー・ジョー・ヨルゲイがフラフラになります。ハリー・ジョー・ヨルゲイは何とか耐えましたが、ダメージはかなり深いようです。
中盤以降は、ジャーメル・チャーロが中間距離からハリー・ジョー・ヨルゲイにパンチを叩き込む展開が続きます。ジャーメル・チャーロが左ジャブから右ストレートのワンツーを中心に攻撃を組み立て、完全に主導権を握りましたね。
「ベテランのヨルゲイがどうやって反撃すればいいのかわからなくなってきた感じだね。ヨルゲイは苦しくなってきたなあ」と思い始めた8ラウンド1分。ジャーメル・チャーロが強烈な右ストレートをハリー・ジョー・ヨルゲイに叩き込み、3度目のダウンを奪います。
【Photo:The Ring Magazine】
ダウンを奪われたハリー・ジョー・ヨルゲイは何とか立ち上がろうとしますが、フラフラとよろけたところで、レフェリーが試合をストップ。ジャーメル・チャーロがベテランのハリー・ジョー・ヨルゲイに8ラウンドKO勝ちを飾り、新旧対決に快勝しました。
ジャーメル・チャーロが全勝の勢いを発揮し、序盤からハリー・ジョー・ヨルゲイを圧倒した試合でしたね。ボディーバランスの良さとコンパクトで力強いパンチが印象に残りました。これから世界タイトルに絡んできそうなホープです。今後も注目ですね。
ジャーメル・チャーロ対ハリー・ジョー・ヨルゲイの試合結果
試合結果 | ジャーメル・チャーロが8ラウンドKO勝ち。 |