WBA世界ミドル級タイトルマッチ
チャンピオン | ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン) 戦績:24戦全勝21KO |
挑戦者 | ガブリエル・ロサド(アメリカ) 戦績:26戦21勝13KO5敗 |
ゲンナディ・ゴロフキン対ガブリエル・ロサドの試合内容
強烈なインパクトを残し、アメリカ進出を果たしたWBA世界ミドル級チャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンが、実力者のガブリエル・ロサドを迎えて6度目の防衛戦を行います。好戦的なボクサー同士の楽しみな激突ですね。
試合は、ガードを固めて左ジャブを突きながら距離を詰めるチャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンに対して、挑戦者のガブリエル・ロサドがガードを高く構えて距離を取りながら離れて戦おうとする展開で始まります。
「ゴロフキンは立ち上がりから積極的だね。ロサドは少し緊張してるみたい。ゴロフキンのプレッシャーも感じているね。さあ、ロサドはどうやってゴロフキンの前進を食い止めるかな?」と序盤の攻防に興味津々の管理人。
2ラウンドに入ると、ゲンナディ・ゴロフキンがプレッシャーを強め、左ジャブを突きながら積極的に攻撃を続けます。ゲンナディ・ゴロフキンは左ジャブが強烈で、しかも、立て続けに上下にパンチを打ち分けることができるので、ガブリエル・ロサドは戦いづらそうですね。
【Photo:The Ring Magazine】
挑戦者のガブリエル・ロサドは、2ラウンドに左目の上を大きくカットしてしまい、苦しい展開が続きます。ゲンナディ・ゴロフキンのプレッシャーが強烈で、ガブリエル・ロサドが今ひとつ実力を発揮できていない印象です。
「ロサドはどうしたんだろう?世界初挑戦で緊張しているのかな?もっとパンチが出るボクサーなんだけどなあ」と思い始めた4ラウンド、ガブリエル・ロサドが勝負に出ます。
ガブリエル・ロサドは、ゲンナディ・ゴロフキンが懐へ飛び込んでくるタイミングで強烈な右ストレートを打ち込みます。下がりながらの戦いですが、ガブリエル・ロサドは少しずつエンジンがかかってきましたね。
一方、チャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンは、真っ向から応戦。フットワークを使って距離を取ろうとするガブリエル・ロサドを追い詰め、コンパクトな連打を叩き込みます。ガブリエル・ロサドの顔面が真っ赤に染まってきましたね。
【Photo:The Ring Magazine】
5ラウンドに入ると、ゲンナディ・ゴロフキンがプレッシャーを強めます。挑戦者のガブリエル・ロサドも足を止めて応戦。ガブリエル・ロサドはゲンナディ・ゴロフキンが入ってくるタイミングで右アッパーを狙っていますね。
「あ、ナイスな作戦!ロサドはダメージと出血の影響で最終ラウンドまで戦うことは難しいと思うんで、早い段階で勝負に行きたいなあ」と思っていると、6ラウンド開始直後、ゲンナディ・ゴロフキンが強烈な右アッパーを叩き込み、ガブリエル・ロサドがフラフラになります。
「めっちゃ効いた!ゴロフキンはパンチを当てる技術が本当に高いなあ」と全勝チャンピオンに大きな拍手を送る管理人。ガブリエル・ロサドが勝負に行こうとしたところで、ゲンナディ・ゴロフキンが流れを断ち切るアッパーを叩き込みましたね。
7ラウンドに入ると、ゲンナディ・ゴロフキンがダメージ回復を狙うガブリエル・ロサドを追い回し、最後は強烈な右フックを打ち込んだところで、ガブリエル・ロサド陣営がストップを要請。ゲンナディ・ゴロフキンが7ラウンドTKO勝ちで、6度目の防衛に成功しました。
【Photo:The Ring Magazine】
ゲンナディ・ゴロフキンが真っ向からガブリエル・ロサドをねじ伏せた試合でしたね。ゲンナディ・ゴロフキンのパンチを当てる技術に優れたボクシングを堪能することができる防衛戦でした。
6度目の防衛に成功したゲンナディ・ゴロフキンは2013年3月に日本の石田順裕選手とモナコで対戦する予定です。もし実現すれば、石田順裕選手にとって、再び世界を驚かす絶好のチャンスですね。
好戦的なボクシングで防衛に成功したゲンナディ・ゴロフキン。2013年はさらなる飛躍を目指す勝負の1年になりそうです。ゲンナディ・ゴロフキンの評価が高まれば高まるほど、石田順裕選手が勝ったときの衝撃が大きくなりますね!ベルトと将来のビッグマッチを根こそぎ持って行ってほしいなあ。
ゲンナディ・ゴロフキン対ガブリエル・ロサドの試合結果
試合結果 | ゲンナディ・ゴロフキンが7ラウンドTKO勝ち。6度目の防衛に成功しました。 |