NABF北米ミドル級王座決定戦(10回戦)
WBC世界 ミドル級34位 |
ジェイ・レオン・ラブ(アメリカ) 戦績:15戦全勝8KO |
元WBO・ICスーパー ウェルター級王者 |
ガブリエル・ロサド(アメリカ) 戦績:27戦21勝13KO6敗 |
ジェイ・レオン・ラブ対ガブリエル・ロサドの試合内容
全勝の快進撃を続けるジェイ・レオン・ラブが、世界タイトルに挑戦した経験を持つガブリエル・ロサドと激突します。どちらにとっても世界タイトル戦線へ浮上するための負けられないサバイバルマッチですね。
試合は、左ジャブを突きながら距離を取り、カウンターを狙うジェイ・レオン・ラブに対して、ガブリエル・ロサドが上半身を振りながら距離を詰め、射程圏内に入ると強烈な右ストレートと右フックを打ち込む展開で始まります。
「中間距離ならリーチで上回るラブ、接近戦なら打ち合いを得意とするロサドが有利かな?どっちの距離で戦うかで展開が大きく変わりそうだね。さあ、どっちが主導権を握るかな?」と試合の流れに注目する管理人。
【Photo:Showtime】
序盤は、スピードで上回るジェイ・レオン・ラブが左ジャブとフットワークを使いながら、ガブリエル・ロサドの強打を封じ込めていましたが、試合が進むにつれて、ガブリエル・ロサドが距離を詰める場面が増え、一進一退の攻防が展開されます。
「ロサドのパンチが当たりそうな距離になってきたね」と思い始めた6ラウンド終盤。ガブリエル・ロサドがジェイ・レオン・ラブに強烈な右ストレートを叩き込み、ダウンを奪います。
7ラウンドに入ると、ダウンを奪われたジェイ・レオン・ラブが積極的に攻撃します。一方、ダウンを奪ったガブリエル・ロサドは、パンチを狙いすぎているのでしょうか?手数が減り、追撃することができません。
【Photo:Showtime】
「ロサドはラブのダメージが深いうちに追撃したかったなあ。ポイントが競っているはずなんで、攻められるときに攻めたいよ」と思っていると、9ラウンド、ガブリエル・ロサドが再び強烈な右ストレートを打ち込み、ジェイ・レオン・ラブの動きが止まります。
一気に勝負を決めたいガブリエル・ロサドは右アッパーを打ち込み、追撃しますが、ジェイ・レオン・ラブが必死に耐え抜きます。試合は最後まで一進一退の攻防が続き、試合終了のゴング。勝敗は3人のジャッジに委ねられます。
結果は2人がジェイ・レオン・ラブ、1人がガブリエル・ロサドを支持。大接戦の末、ジェイ・レオン・ラブがガブリエル・ロサドに僅差の判定勝ちを飾り、全勝をキープしました。
【Photo:Showtime】
いやー、めちゃめちゃきわどい判定でしたね。個人的に「ロサドが勝ったかな?」と思ったのですが、ジェイ・レオン・ラブが生き残る結果になりました。正直なところ、どちらが勝ってもおかしくない接戦だったと思います。
全勝をキープしたジェイ・レオン・ラブですが、まともに被弾してしまう悪い癖があるので、さらに上を狙うためには、ディフェンスの強化が急務になりそうです。ただ、生き残ったことは大きいので、一歩一歩、世界タイトル戦線へ歩みを進めてほしいですね。
ジェイ・レオン・ラブ対ガブリエル・ロサドの試合結果
試合結果 | ジェイ・レオン・ラブが10ラウンド判定勝ちで王座獲得。 【公式ジャッジの採点結果】
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