WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
チャンピオン | ローマン・マルチネス(プエルトリコ) 戦績:28戦26勝16KO1敗1分 |
挑戦者 | ファン・カルロス・ブルゴス(メキシコ) 戦績:31戦30勝20KO1敗 |
ローマン・マルチネス対ファン・カルロス・ブルゴスの試合内容
好戦的なボクシングが特徴のローマン・マルチネスと2度目の世界タイトル挑戦となるファン・カルロス・ブルゴスが激突する世界タイトルマッチです。手数のローマン・マルチネスか?強打のファン・カルロス・ブルゴスか?激闘を告げるゴングが鳴り響きます。
試合は、お互いが左ジャブを突きながら右ストレートを狙うスリリングな展開でスタート。ローマン・マルチネスもファン・カルロス・ブルゴスも積極的にパンチを打ち合っています。激闘を予感させる立ち上がりですね。
「手数はマルチネス、一撃の破壊力はブルゴスが上手な印象だね。長谷川穂積選手に負けたブルゴスだけど、実力は申し分ないんで、序盤から積極的に攻めて、マルチネスの前進を食い止めたいよ」と挑戦者のファン・カルロス・ブルゴスに注目する管理人。
【Photo:The Ring Magazine】
序盤は、ローマン・マルチネスが前進しながらファン・カルロス・ブルゴスをロープへ追い込み、連打を叩き込む展開が続きます。ファン・カルロス・ブルゴスはパワフルなパンチで応戦していますが、後手に回っていますね。
「マルチネスは前へ出ると勢いに乗るタイプなんで、ブルゴスは自分から攻撃して前進を食い止めたいね」と思っていると、6ラウンド、ファン・カルロス・ブルゴスが強烈なボディーブローを連打して、ローマン・マルチネスの動きを止めようとします。
「おおお!マルチネスが露骨に嫌がってるね。ブルゴスはボディーから攻撃を組み立てられると理想的だよ。さあ、どっちが主導権を握るかな?」と両者の作戦に注目する管理人。ラウンドが進むにつれて我慢比べになってきました。
【Photo:The Ring Magazine】
我慢しながら前進を続けてパンチを連打するローマン・マルチネス。下がりながら強烈なカウンターで応戦するファン・カルロス・ブルゴス。チャンピオンのローマン・マルチネスはダメージでかなり苦しい戦いを強いられていますが、必死に攻撃を続けていますね。
「マルチネスの頑張りはすごいよ。ブルゴスは効果的なパンチを打ち込んでいるんで、もっと自分から攻撃できるといいだけどなあ。どうしても後手に回っちゃうね。戦う姿勢がポイントにどう影響するかな?」と両者のスタイルに注目する管理人。
試合終盤は、一進一退の攻防が続き、一歩も譲らないまま、終了のゴングを迎えます。勝敗は3人のジャッジに委ねられ、結果は三者三様のドロー。ローマン・マルチネスが大接戦の末、引き分けで王座防衛に成功しました。
【Photo:The Ring Magazine】
チャンピオンのローマン・マルチネスが最後まで頑張り抜いた大接戦でしたね。ファン・カルロス・ブルゴスが6ラウンドにボディーを連打したときは「このままブルゴスのペースになるかな?」と思ったのですが、気迫で盛り返しました。
一方、2度目の世界タイトル挑戦となったファン・カルロス・ブルゴスにとっては悔やまれる引き分けになったかもしれません。ファン・カルロス・ブルゴスはスタミナに不安を抱えている印象で、ラウンドの終盤に失速してポイントを失う流れが痛かったですね。
三者三様のドローで初防衛に成功したローマン・マルチネス。苦しみながら前進を続けたローマン・マルチネスと攻め込むチャンスがありながら後手に回ってしまったファン・カルロス・ブルゴスの姿勢が印象的な試合でした。再戦はあるかな?
ローマン・マルチネス対ファン・カルロス・ブルゴスの試合結果
試合結果 | 三者三様の引き分け。ローマン・マルチネスが引き分け防衛に成功しました。 【公式ジャッジの採点結果】
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