WBCインターナショナル・NABO北米ヘビー級タイトルマッチ
WBO世界ヘビー級3位 | セス・ミッチェル(アメリカ) 戦績:26戦25勝19KO1分 |
WBC世界ヘビー級6位 | ジョナサン・バンクス(アメリカ) 戦績:30戦28勝18KO1敗1分 |
セス・ミッチェル対ジョナサン・バンクスの試合内容
パワフルな攻撃が魅力のセス・ミッチェルとスピードと連打が魅力のジョナサン・バンクスが激突するヘビー級サバイバルマッチです。世界タイトル挑戦を視野に入れている世界ランカー同士の楽しみな激突ですね。
試合は、すり足でジワリジワリとプレッシャーをかけ、得意の強打を叩き込もうとするセス・ミッチェルに対して、ジョナサン・バンクスが距離を取りながらカウンターを狙う展開で始まります。
「予想通り、ミッチェルが立ち上がりから仕掛けてきたね」と思っていると、1ラウンド中盤、セス・ミッチェルがジョナサン・バンクスをロープに詰めて、強烈な右フックを叩き込みます!
「あ、効いた!」と思った瞬間、ジョナサン・バンクスがセス・ミッチェルに抱きついて追撃を回避。ジョナサン・バンクスが瞬時にクリンチをしたので、セス・ミッチェルは追撃にいくことができませんでしたが、当れば倒れそうな雰囲気がビシバシと伝わってきますね。
2ラウンドに入ると、セス・ミッチェルが攻勢を強め、勝負に出ます。2ラウンド開始1分には、強烈な右のボディーブローを叩き込み、ジョナサン・バンクスの表情が曇ります。
「うわっ、強烈!当たると、すごい破壊力だなあ」とセス・ミッチェルの追撃に注目していると、ジョナサン・バンクスが強烈な左右のフックを連打!セス・ミッチェルの腰が落ちます。
【Photo:The Ring Magazine】
「なぬ?めっちゃ効いてるよ」と思った瞬間、ジョナサン・バンクスがセス・ミッチェルの顔面に強烈な右フックを叩き込み、セス・ミッチェルが崩れ落ちます。形勢が一瞬で逆転しましたね。
一気に勝負を決めたいジョナサン・バンクスは2ラウンド残り50秒、強烈な右ストレートを叩き込み、2度目のダウンを奪います。必死に立ち上がったセス・ミッチェルですが、ダメージはめちゃめちゃ深いですね。
「残り30秒。ミッチェルは耐え抜けるかな?」と無敗のセス・ミッチェルに注目する管理人。しかし、ジョナサン・バンクスの強烈なフックを浴び、3度目のダウンをしたところで、レフェリーが試合をストップ。ジョナサン・バンクスが2ラウンドTKO勝ちを飾りました。
【Photo:The Ring Magazine】
いやー、ジョナサン・バンクスがカウンターの右フックをきっかけに一気に形勢を逆転した試合でしたね。1ラウンドを終えたところで「ミッチェルが勝ちそうだなあ」と思っていたのですが、まさかの大逆転が待っていました!
一方、勝ったジョナサン・バンクスは、2012年に亡くなったエマニュエル・スチュワードに捧げる最高の勝利になりましたね。ジョナサン・バンクスの強烈な存在感、ヘビー級の醍醐味と怖さが詰まった逆転劇でした。
セス・ミッチェル対ジョナサン・バンクスの試合結果
試合結果 | ジョナサン・バンクスが2ラウンドTKO勝ち。無敗のセス・ミッチェルを撃破し、存在感をアピールしました。 |