USBA全米スーパーバンタム級王座決定戦
前IBF世界 バンタム級王者 |
レオ・サンタクルス(メキシコ) 戦績:24戦23勝13KO1分 |
元WBA世界 スーパーフライ級王者 |
アレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ) 戦績:40戦36勝28KO4敗 |
レオ・サンタクルス対アレクサンデル・ムニョスの試合内容
2階級制覇へ目指す無敗のレオ・サンタクルスが、スーパーバンタム級へ転向後、初の試合となるテストマッチで、元世界チャンピオンのアレクサンデル・ムニョスと激突します。連打のレオ・サンタクルスか?強打のアレクサンデル・ムニョスか?楽しみな新旧対決ですね。
試合は、立ち上がりから壮絶な打ち合いとなります。ガードを固めて距離を詰め、得意の連打を上下に打ち分けるレオ・サンタクルスに対して、アレクサンデル・ムニョスが真っ向から応戦する展開で始まります。1ラウンドからエンジン全開ですね。
「うわっ、すごい!サンタクルスが最初から飛ばしてきたんで、ムニョスが全力で応戦してるね。体格は、サンタクルスのほうが大きいなあ。体格差がどれくらい影響するかな?」と両者の体格差と体力差に注目する管理人。
立ち上がりから全力の打ち合いが続き、迎えた3ラウンド残り20秒。レオ・サンタクルスが距離を取ろうとしたアレクサンデル・ムニョスを追いかけ、強烈な連打を叩き込みます。アレクサンデル・ムニョスを一気にロープまで押し込む、すさまじい攻撃ですね。
アレクサンデル・ムニョスはサイドに逃げようとしますが、レオ・サンタクルスが右ストレートと左ジャブで追撃し、ダウンを奪います。レオ・サンタクルスの連打を我慢していたアレクサンデル・ムニョスですが、耐えきれなくなってきましたね。
4ラウンドに入ると、レオ・サンタクルスが得意のボディーブローを連打!「ムニョスは顔面もボディーも限界かな?いやー、苦しくなってきたよ」と思っていると、4ラウンド終盤、レオ・サンタクルスがアレクサンデル・ムニョスにすさまじい連打を浴びせます。
【Photo:The Ring Magazine】
「レフェリーがストップするかな?」と思ったのですが、アレクサンデル・ムニョスがギリギリのところで耐えぬき、ラウンド終了のゴングが鳴り響きます。コーナーに戻ったアレクサンデル・ムニョスは試合の続行を希望し、5ラウンド開始のゴングが鳴り響きます。
逆転勝ちを狙うアレクサンデル・ムニョスは開始直後からパンチを連打!「ムニョス、すげえ!勝負をあきらめてないもん。しびれるなあ」と大きな拍手を送る管理人。勝利に対する執念と言いましょうか、プライドと言いましょうか、「ボクサーの鏡」ですね。
勝利を目指して攻撃を続けるアレクサンデル・ムニョスですが、レオ・サンタクルスが真っ向から応戦し、連打とパワーで押し返します。盛り返したレオ・サンタクルスが5ラウンド50秒、強烈な左ジャブをアレクサンデル・ムニョスの顔面に叩き込み、すかさず追撃をして2度目のダウンを奪います。
必死に立ち上がったアレクサンデル・ムニョスですが、最後はセコンドがリングインして棄権を申し入れ、勝負あり。レオ・サンタクルスがアレクサンデル・ムニョスから2度のダウンを奪う圧勝で、スーパーバンタム級初戦で勝利を手にしました。
レオ・サンタクルスのすさまじい連打が、アレクサンデル・ムニョスの強打を上回った試合でしたね。勝ったレオ・サンタクルスの信じられない連打、アレクサンデル・ムニョスの最後まであきらめない執念にめっちゃ感動しちゃいました。
結果的に、ワンサイドの内容で終わりましたが、アレクサンデル・ムニョスの誇り高き勇姿がめちゃめちゃ印象に残る名勝負でした!アレクサンデル・ムニョスの心意気が美しかったなあ。ボクシングの美学を教えてくれた2人のファイターに大きな拍手を送りたいです!
レオ・サンタクルス対アレクサンデル・ムニョスの試合結果
試合結果 | レオ・サンタクルスが5ラウンドTKO勝ち。 |