IBF世界バンタム級タイトルマッチ
チャンピオン | レオ・サンタクルス(メキシコ) 戦績:22戦21勝12KO1分 |
挑戦者 | ビクトル・サレタ(メキシコ) 戦績:23戦20勝10KO2敗1分 |
レオ・サンタクルス対ビクトル・サレタの試合内容
無敗の快進撃を続けるレオ・サンタクルスが世界タイトル再挑戦となるビクトル・サレタを迎えて2度目の防衛戦を行います。レオ・サンタクルスの勢いか?ビクトル・サレタの執念か?楽しみな防衛戦ですね。
試合が始まると、いきなり飛び出したボクサーは、チャンピオンのレオ・サンタクルス。ガードを高く構えて打たせながら距離を詰め、射程圏内に入ると得意の連打を上下に打ち分けます。特に左のボディーブローは強烈ですね。
一方、挑戦者のビクトル・サレタは距離を取りながら、右ストレートのカウンターを狙うボクシングで応戦。本来は前に出て勝負するタイプのビクトル・サレタですが、この試合はレオ・サンタクルスのプレッシャーを感じて後退しながら戦っていますね。
【Photo:The Ring Magazine】
レオ・サンタクルスが立ち上がりから攻勢を仕掛ける展開が続き、迎えた4ラウンド。試合が大きく動きます。チャンピオンのレオ・サンタクルスが手数を増やしてプレッシャーを強め、ビクトル・サレタをロープに追い詰めます。
ビクトル・サレタは何とか打ち合ってピンチを脱出しようとしますが、残り20秒、レオ・サンタクルスが左ボディーブローを叩き込み、ビクトル・サレタがダウン!レオ・サンタクルスが得意とする強烈なロングの左ボディーブローです。
「サンタクルスの手数がすごいなあ。しかも、一発一発に威力があるんで、試合が進むにつれて、サレタがさばけなくなっているね。サレタのダメージはどうだろう?」とリングに崩れ落ちたビクトル・サレタのダメージを確認する管理人。
5ラウンドに入ると、ビクトル・サレタが主導権を取り戻そうと必死にパンチを出しますが、レオ・サンタクルスが真っ向から打ち合って応戦。ビクトル・サレタはボディーのダメージが影響して、どうしても腰が引けてしまいますね。
【Photo:The Ring Magazine】
後半戦に入っても、レオ・サンタクルスが主導権を握る展開が続き、迎えた7ラウンド残り1分。レオ・サンタクルスが左ボディーブローを叩き込み、ビクトル・サレタが後退!次の瞬間、レオ・サンタクルスがコンパクトなパンチを顔面に連打し、2度目のダウンを奪います。
レオ・サンタクルスが完全に主導権を握り、迎えた9ラウンド中盤、強烈な右ストレートをビクトル・サレタのアゴに叩き込み、3度目のダウンを奪ったところで、勝負あり。レオ・サンタクルスが9ラウンドTKO勝ちを飾り、2度目の防衛に成功しました。
【Photo:The Ring Magazine】
レオ・サンタクルスの連打と馬力が悲願の世界タイトルを目指すビクトル・サレタの執念をねじ伏せた試合でしたね。圧倒的なボクシングを目にして「他団体のチャンピオンじゃないと、勝負にならないかも」と思っちゃいました。
バンタム級と言えば、日本の亀田興毅選手がWBAチャンピオン、山中慎介選手がWBCチャンピオンに君臨する階級です。いずれ拳を交える可能性もあるので、これからもレオ・サンタクルスの動向に注目したいと思います。レオ・サンタクルス、強かったなあ。
レオ・サンタクルス対ビクトル・サレタの試合結果
試合結果 | レオ・サンタクルスが9ラウンドTKO勝ち。2度目の防衛に成功しました。 |