WBA世界スーパーウェルター級タイトルマッチ
チャンピオン | オースティン・トラウト(アメリカ) 戦績:25戦全勝14KO |
挑戦者 | ミゲール・コット(プエルトリコ) 戦績:40戦37勝30KO3敗 |
オースティン・トラウト対ミゲール・コットの試合内容
全勝チャンピオンのオースティン・トラウトと3階級制覇の実績を誇るミゲール・コットが激突するWBA世界スーパーウェルター級タイトルマッチです。全勝サウスポーのオースティン・トラウトと攻防兼備のミゲール・コットが拳を交える楽しみな対戦ですね。
全勝の快進撃を続けるオースティン・トラウトが4度目のタイトル防衛に成功するのでしょうか?それとも、ミゲール・コットが再起戦で王座返り咲きに成功するのでしょうか?激戦区スーパーウェルター級の将来を占う戦いが幕を開けます。
試合は、左ジャブを突きながらガードを固めて距離を詰める挑戦者のミゲール・コットの対して、チャンピオンのオースティン・トラウトが距離を取りながら右フックと左ストレートで応戦する展開が始まります。
「トラウトが右フックを強振してるね。これは予想外だなあ。上下に打ち分ける左ストレートも力強いよ。右ジャブじゃなくて、強いパンチで、コットの前進を封じる作戦みたい。さあ、コットはどうやって懐へ飛び込むかな?」と予想外の作戦に興味津々の管理人。
【Photo:The Ring Magazine】
1ラウンド残り1分には、オースティン・トラウトの左ストレートがミゲール・コットのアゴをとらえ、ミゲール・コットが一瞬フラフラになります。ミゲール・コットはすぐに体勢を立て直しましたが、オースティン・トラウトが懐の深さを生かしてうまく戦っていますね。
2ラウンドに入ると、ミゲール・コットが懐へ飛び込んで得意の連打を叩き込もうと、プレッシャーを強めます。しかし、オースティン・トラウトが左ストレートをリードパンチに使いながら、ミゲール・コットが距離を詰めると、右に回ってロープを背負わないよう巧みにポジションを変えます。
「トラウトは持ち味を生かして理想的な戦いを貫いてるね。サウスポーで懐が深い上に、半身で構えるんで、コットは本当に戦いにくそうだなあ」とオースティン・トラウトのテクニックに拍手を送る管理人。
一方のミゲール・コットは気持ちが焦っているのか、少しバランスが悪いでしょうか?いつもは下半身から始動するミゲール・コットが上半身から突っ込みすぎてマニー・パッキャオにダウンを奪われたラウンドの再現を目にしているようです。
【Photo:The Ring Magazine】
中盤に入ると、ミゲール・コットが得意の左ボディーブローを突破口にして切り崩そうとしますが、オースティン・トラウトは右ジャブを連打して自分からプレッシャーをかけ、主導権を渡しません。オースティン・トラウトが得意とする形になってきましたね。
「コットは出鼻を叩かれて、リズムに乗れないなあ。トラウトもコットの強烈なボディーブローをもらっているんで、楽な展開じゃないと思うんだけど、リズムを崩さないよう気を付けながら戦ってるね。コットはスタミナが残っているうちに勝負に行きたいなあ」とミゲール・コットの反撃に期待する管理人。
しかし、試合終盤に入っても、オースティン・トラウトはリズムを崩すことなく、自分の距離を保ち、ミゲール・コットを懐へ入れません。しかも、後半になって、序盤で見せなかった左アッパーを使い始め、ミゲール・コットの前進を完璧に食い止めています。
試合はこのままオースティン・トラウトのペースで進み、12ラウンド終了のゴング。判定の結果、全勝チャンピオンのオースティン・トラウトが実力者のミゲール・コットに12ラウンド判定勝ちを飾り、4度目の防衛に成功しました。
【Photo:The Ring Magazine】
オースティン・トラウトが我慢強いボクシングで、ミゲール・コットの攻撃を封じ込めた試合でしたね。特に、ミゲール・コットの出鼻をくじく、多彩なリードパンチは圧巻でした。ミゲール・コットを熱烈に応援している管理人が脱帽するしかない巧みな試合運びだったと思います。
ミゲール・コットから主役の座を奪ったオースティン・トラウト。自らの拳でさらなるビッグマッチを引き寄せることに成功した全勝チャンピオンは、次戦で誰と対戦することになるのでしょうか?希望するサウル・アルバレス戦は実現するかな?
オースティン・トラウト対ミゲール・コットの試合結果
試合結果 | オースティン・トラウトが12ラウンド判定勝ち。4度目の防衛に成功しました。 【公式ジャッジの採点結果】
|