WBO世界スーパーライト級タイトルマッチ
| チャンピオン | マイク・アルバラード（アメリカ） 戦績：35戦24勝23KO1敗 |
| 挑戦者 | ルスラン・プロボドニコフ（ロシア） 戦績：24戦22勝15KO2敗 |
マイク・アルバラード対ルスラン・プロボドニコフの試合内容
悲願の世界タイトル奪取に成功したマイク・アルバラードが地元のコロラド州にランキング1位のルスラン・プロボドニコフを迎えて初防衛戦を行います。マイク・アルバラードの凱旋防衛か？ルスラン・プロボドニコフの初戴冠か？注目のタイトルマッチは予想通りの熱戦になりました。
試合は、ガードを固めてながら距離を詰め、力強いパンチを連打する挑戦者のルスラン・プロボドニコフに対して、チャンピオンのマイク・アルバラードが距離を保ちながらカウンターを狙う展開で始まります。チャンピオンのマイク・アルバラードがアウトボクシングを選択しましたね。
「プロボドニコフのプレッシャーがめっちゃ強烈！逆に、アルバラードはカギになりそうなアッパーがプロボドニコフのガードで防がれてるね。さあ、どっちが主導権を握るかな？」と序盤の攻防に興味津々の管理人。ルスラン・プロボドニコフは、マイク・アルバラードが得意とするファイター対策の右アッパーをガードで受け止めながら前進を続けます。
2ラウンドに入ると、マイク・アルバラードが大きく動き始め、ルスラン・プロボドニコフのプレッシャーを回避しながら、カウンターを打ち込みます。ルスラン・プロボドニコフはマイク・アルバラードを追いかけるのですが、動きを見てしまい、パンチが出なくなってきましたね。
4ラウンドに入ると、ルスラン・プロボドニコフが再び手数を増やし、マイク・アルバラードの体にパンチを当て始めます。一方のマイク・アルバラードはルスラン・プロボドニコフの前進を食い止めようとして、強いパンチを打つ場面が増えてきました。両者の距離が詰まったことで「パンチを出しながらパンチに耐える、わかりやすい我慢比べ」になってきましたね。
ルスラン・プロボドニコフがプレッシャーをかけ、マイク・アルバラードが応戦する展開が続き、迎えた8ラウンド40秒。ルスラン・プロボドニコフの強烈な左フックがマイク・アルバラードの顔面をとらえ、マイク・アルバラードが後退。一気に攻勢を強めるルスラン・プロボドニコフは、すさまじい連打を浴びせ、ダウンを奪います！
マイク・アルバラードはカウント9で何とか立ち上がりましたが、足元がフラフラしています。一気にフィニッシュを狙うルスラン・プロボドニコフは強烈な右ストレートから再び力強い連打を浴びせ、2度目のダウンを奪います。完全にルスラン・プロボドニコフのペースになってきました。
「アルバラードは足に全く力が入ってないね。プロボドニコフが強いパンチを連打するんで、フィジカルもメンタルもすごいプレッシャーを感じてるみたい。立ってるだけで精一杯なんじゃないかな？」とマイク・アルバラードのボクシングに注目する管理人。何とか8ラウンドを乗り切ったマイク・アルバラードですが、反撃する力が残っていないようです。
一方、ルスラン・プロボドニコフは10ラウンド終了間際、マイク・アルバラードをロープに追い詰めて強烈なフックを浴びせ、ダウン寸前に追い込みます。大きなダメージを負ったマイク・アルバラード陣営は10ラウンド終了後に棄権を伝え、勝負あり。ルスラン・プロボドニコフが、マイク・アルバラードに10ラウンド終了TKO勝ちを飾り、初の世界タイトル奪取に成功しました。
ルスラン・プロボドニコフの突進力と馬力が、マイク・アルバラードのテクニックを上回った試合でしたね。序盤は、マイク・アルバラードも踏ん張っていたのですが、ラウンドが進むにつれて、ルスラン・プロボドニコフが主導権を握り、ギブアップに追い込んだ内容でした。
ルスラン・プロボドニコフは2013年3月、無敗のティモシー・ブラッドリーに挑戦し、大激闘の末、判定負けを喫してしまいました。敗れはしましたが、ティモシー・ブラッドリーをKO寸前まで追い込んだ内容が評価され、2試合連続の世界タイトル挑戦のチャンスを獲得。見事にチャンスを生かして、悲願の世界タイトル奪取に成功しました！
アメリカへ乗り込み、大激闘の末、世界タイトル奪取に成功した「シベリアのロッキー」ルスラン・プロボドニコフ。「ブラッドリーに負けたけど、大激闘でファンの心をつかみ、次につなげたチャンスで世界タイトル奪取に成功。夢があるなあ。勝ち続ければ、もっともっと人気が出るよ」と次の試合が今から楽しみなルスラン・プロボドニコフのタイトル獲得劇でした。
マイク・アルバラード対ルスラン・プロボドニコフの試合結果
| 試合結果 | ルスラン・プロボドニコフが10ラウンド終了TKO勝ち。悲願の世界タイトル奪取に成功しました。 |
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