IBF世界ミドル級タイトルマッチ
チャンピオン | ダーレン・バーカー(イギリス) 戦績:27戦26勝16KO1敗 |
挑戦者 | フェリックス・シュトルム(ドイツ) 戦績:44戦38勝17KO3敗2分1無効試合 |
ダーレン・バーカー対フェリックス・シュトルムの試合内容
悲願の世界タイトル奪取を果たしたダーレン・バーカーが、ミドル級で戦い続けるフェリックス・シュトルムと激突するIBF世界ミドル級タイトルマッチ。ダーレン・バーカーの初防衛か?フェリックス・シュトルムの王座返り咲きか?注目のヨーロッパ対決が幕を開けます。
試合は、左ジャブを突きながら右ストレートを上下に打ち分けるチャンピオンのダーレン・バーカーに対して、挑戦者のフェリックス・シュトルムはガードを固めてダーレン・バーカーのパンチをブロックしながら力強いパンチで応戦する展開で始まります。
「ホームのドイツで戦っている影響かな?シュトルムが声援に乗って、いつもよりパンチを強く打ち込んでいる印象だね。攻撃的なボクシングと鉄壁のディフェンス。バーカーは手を焼きそうだぞ。長丁場を考えて、ボディから攻め込みたいね」と立ち上がりの攻防に興味津々の管理人。フェリックス・シュトルムが普段より早いラウンドで攻撃に転じている印象です。
2ラウンドに入ると、ダーレン・バーカーは手数でフェリックス・シュトルムのガードを崩そうとします。開始30秒、ダーレン・バーカーの右アッパーがフェリックス・シュトルムのアゴをとらえ、フェリックス・シュトルムの顔面が跳ね上がります。
「おおお!鉄壁のガードの真ん中を打ち破るアッパーは有効だね。突破口になるパンチかも」と思っていると、ダーレン・バーカーがプレッシャーを強めます。しかし、フェリックス・シュトルムが冷静にブロックしながら、力強いパンチで応戦。2ラウンド1分すぎ、コンパクトな右ストレートをテンプルへ叩き込むと、ダーレン・バーカーがヨロヨロと後退します。
「うわっ、コンパクトなパンチだったけど、見た目より効いてるよ!」と思った瞬間、フェリックス・シュトルムが追撃のオーバー・ハンド・ライトを強振!ダーレン・バーカーが前のめりに崩れ落ち、フェリックスが早いラウンドでダウンを奪いました。
一気に勝負を決めたいフェリックス・シュトルムは右ストレートを打ち込み、再びダウンを奪います。ダーレン・バーカーは2度目のダウンから立ち上がりますが、足がフラフラで自分の体を支えるだけで精一杯の状況です。逆に、フェリックス・シュトルムは絶好のチャンスですね。
勝負を決めたいフェリックス・シュトルムは、強烈なパンチを連打!ダーレン・バーカーは必死にガードを固めて耐えようとしますが、最後はダーレン・バーカー陣営がギブアップを伝え、勝負あり。フェリックス・シュトルムが2ラウンドTKO勝ちを飾り、王座返り咲きを果たしました。
フェリックス・シュトルムが攻撃的なボクシングでダーレン・バーカーからタイトルを奪取した圧巻の勝利でしたね。試合前は「長丁場になりそうだぞ」と予想していたので、2ラウンドTKOは驚きの結末です!フェリックス・シュトルムが地元の声援に乗った感じでしたね。
なお、敗れたダーレン・バーカーは引退を発表しています。ミドル級で戦い続けるフェリックス・シュトルムの王座返り咲きに「ハマると強いなあ」と改めて実感したタイトル奪取でした。同じヨーロッパ出身のゲンナディ・ゴロフキン戦が実現してほしいなあ。鉄壁のディフェンスを誇るフェリックス・シュトルムと圧巻の攻撃力を誇るゲンナディ・ゴロフキン、どっちが強いんだろう?
ダーレン・バーカー対フェリックス・シュトルムの試合結果
試合結果 | フェリックス・シュトルムが2ラウンドTKO勝ち。世界チャンピオン返り咲きを果たしました。 |