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大接戦の結末は?リッキー・バーンズ対レイムンド・ベルトラン

WBO世界ライト級チャンピオン

チャンピオン リッキー・バーンズ(イギリス)
戦績:38戦36勝11KO2敗
挑戦者 レイムンド・ベルトラン(メキシコ)
戦績:34戦28勝17KO6敗

リッキー・バーンズ対レイムンド・ベルトランの試合内容

2階級制覇の実績を誇る人気ボクサーのリッキー・バーンズが、母国イギリスにレイムンド・ベルトランを迎えて4度目の防衛戦を行います。好戦的なリッキー・バーンズか?初の世界タイトル挑戦に意気込むレイムンド・ベルトランか?注目のライト級バトルは大接戦になりました。

試合は、左ジャブを突きながら右ストレートを狙うチャンピオンのリッキー・バーンズに対して、挑戦者のレイムンド・ベルトランがガードを固めて距離を詰め、左フックを狙う展開で始まります。どちらも好戦的なので、立ち上がりから積極的な攻防が繰り広げられていますね。

2ラウンドに入ると、両雄の距離が詰まり、エキサイティングな展開となります。力を込めて右ストレートを打ち込むリッキー・バーンズに対して、レイムンド・ベルトランはコンパクトな左フックで応戦していますね。2ラウンド残り40秒には、レイムンド・ベルトランの左フックがリッキー・バーンズの顔面をとらえ、リッキー・バーンズの動きが一瞬止まります。

「激しい試合になってきたなあ。大歓声を受けてガツガツ攻めるバーンズに対して、ベルトランが一歩も引いてないね。ベルトランの左フックはコンパクトだけど、破壊力があるよ。どっちが倒れてもおかしくない距離で戦ってるね」と序盤の攻防に大興奮の管理人。敵地イギリスへ乗り込んだ挑戦者のレイムンド・ベルトランは序盤から主導権を奪いにいっていますね。

3ラウンドに入ると、レイムンド・ベルトランがプレッシャーを強め、手数を増やします。コンパクトな左フックを上下に打ち分けているので、リッキー・バーンズはガードに費やす時間が増えてきましたね。レイムンド・ベルトランの「小さく強く」のパンチがめっちゃ効果的です。

レイムンド・ベルトランは4ラウンドにも強烈な左フックをリッキー・バーンズに浴びせますが、リッキー・バーンズがギリギリのところで耐え抜き、鋭いワンツーで反撃。一進一退の攻防が続き、迎えた8ラウンド開始直後。レイムンド・ベルトランの左フックがリッキー・バーンズの顔面に直撃し、リッキー・バーンズが大の字で崩れ落ちます。

「めっちゃ接戦なんで、ダウンの2ポイントは大きいよ!バーンズはちょっと後ろに逃げて直撃を避けたと思うんだけど、ダメージを逃がせたかな?どうだろう?」とリッキー・バーンズのダメージに注目する管理人。動けないダメージではなさそうですが、動きが鈍っていますね。

一気に勝負をかけたいレイムンド・ベルトランですが、強い左フックを狙いたいのか、手数が少なく、追撃するチャンスを逃してしまいます。一方のリッキー・バーンズは、左ジャブとフットワークを使ってダメージを回復しながら、鋭い右ストレートで反撃することに成功しています。

「ベルトランは絶好のチャンスだったんだけどなあ。バーンズはよく耐えたね。ポイントはバーンズが負けてると思うんで、終盤、盛り返せるかな?」とリッキー・バーンズの反撃に注目する管理人。一方、レイムンド・ベルトランは序盤の「小さく強く」のパンチを打ち込みたいですね。

終盤は、手数の減ったレイムンド・ベルトランに対して、リッキー・バーンズがコンパクトなワンツーを打ち込む場面が増え、ダウンを奪われたリッキー・バーンズが懸命に盛り返します。レイムンド・ベルトランが攻めようとするタイミングで、リッキー・バーンズの右ストレートが効果的にヒットしていますね。

レイムンド・ベルトランは11ラウンドに再び強烈な左フックを打ち込みますが、リッキー・バーンズは必死に耐えて懸命に反撃。試合はお互いが一歩も譲らない大熱戦が続き、12ラウンド終了のゴングを迎えます。勝敗は3人のジェッジに委ねられました。

結果は、三者三様のドロー。リッキー・バーンズがダウンを奪われながら苦しい試合を乗り切り、引き分けで4度目の防衛に成功しました。正直なところ、レイムンド・ベルトランがダウンを奪っているんで、ドローはないと思ったんですけど、好ゲームだったことは間違いありませんね。再戦で決着をつけてほしいなあ。

リッキー・バーンズ対レイムンド・ベルトランの試合結果

試合結果 12ラウンド引き分け。リッキー・バーンズが4度目の防衛に成功しました。
【公式ジャッジの採点結果】
  • 115-112(リッキー・バーンズ)
  • 115-113(レイムンド・ベルトラン)
  • 114-114
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