WBA世界ライト級暫定王座決定戦

ユリオルキス・ガンボア対ダルレイス・ペレスの試合内容

2階級制覇の実績を誇るユリオルキス・ガンボアがライト級初戦で、ダルレイス・ペレスと激突するWBA世界ライト級暫定王座決定戦です。ユリオルキス・ガンボアは、全勝対決を制して、3階級制覇を成し遂げることができるでしょうか？

試合は、お互いが左ジャブを突きながら、相手の戦力を分析する展開で始まります。どちらもガードを高く構えて、ディフェンスを大事に戦っていますね。ユリオルキス・ガンボアもダルレイス・ペレスも右ストレートを打ち込むタイミングを確認しているようです。

「ガンボアがめっちゃ慎重に戦ってるね。ペレスもパンチがあるボクサーなんで、警戒しているのかな？」と思っていると、1ラウンド終了間際、ユリオルキス・ガンボアが左フックから右ストレートを打ち込み、ダルレイス・ペレスからダウンを奪います。

「めっちゃ速い！さすがはガンボアだね」と拍手を送る管理人。ユリオルキス・ガンボアの右ストレートはダルレイス・ペレスにクリーンヒットしたわけじゃないと思うのですが、ブロックしたパンチの効果を認めて、レフェリーはダウンと判断したようです。

2ラウンド以降は、ユリオルキス・ガンボアがパンチを打って、すぐにポジションを変える作戦を実行。ヒット・アンド・ランで、ダルレイス・ペレスの強打の射程圏外をキープし、試合を有利に進めます。足を使うと、ユリオルキス・ガンボアが一枚上手ですね。

試合終盤になると、スタミナの落ちてきたユリオルキス・ガンボアに対して、ダルレイス・ペレスがプレッシャーをかける展開が続き、迎えた11ラウンド中盤。ユリオルキス・ガンボアが飛び込もうとした瞬間、ダルレイス・ペレスが左ジャブを合わせ、ユリオルキス・ガンボアがダウンします。

「ナイスジャブ！ダメージはあまりないと思うけど、この2ポイントは大きいよ」と思っていると、レフェリーの判断はスリップダウン。「うーん、ダウンでもおかしくないけどなあ」とダルレイス・ペレスに同情してしまう管理人。ユリオルキス・ガンボアはかなり疲れていますね。

最終ラウンドは、ダルレイス・ペレスがプレッシャーをかけ、逆転KOを狙おうとしますが、ユリオルキス・ガンボアが距離を取って逃げ切り、試合終了のゴング。勝敗は3人のジャッジに委ねられます。

採点の結果、3人のジャッジに委ねられ、3人のジャッジすべてがユリオルキス・ガンボアを支持。ユリオルキス・ガンボアがダルレイス・ペレスとの全勝対決を制して、12ラウンド判定勝ち。フェザー級、スーパーフェザー級に続く、3階級制覇を達成しました。

ユリオルキス・ガンボアのスピードとテクニックが、ダルレイス・ペレスの強打を封じ込めた試合でしたね。ただ、ユリオルキス・ガンボアの失速ぶりは顕著で、少し心配になってしまう内容でした。ここ数年は、後半に失速することが多いユリオルキス・ガンボア。3階級制覇を達成したライト級が試練の階級になるかもしれませんね。

ユリオルキス・ガンボア対ダルレイス・ペレスの試合結果