WBA・WBC世界スーパーライト級王座統一戦
WBA・WBC チャンピオン |
ダニー・ガルシア(アメリカ) 戦績:26戦全勝16KO |
WBC暫定 チャンピオン |
ルーカス・マティセ(アルゼンチン) 戦績:37戦34勝32KO2敗1無効試合 |
ダニー・ガルシア対ルーカス・マティセの試合内容(前編)
WBAとWBCの2つの世界タイトルを持つ全勝のダニー・ガルシアとWBCの暫定タイトルを保持するルーカス・マティセが激突する注目の王座統一戦。強打を誇る2人のチャンピオンがプライドをかけて拳を交えます。めっちゃ楽しみなチャンピオン対決ですね。
わずか2年で激戦区スーパーライト級の頂点へ駆け上がった「進撃のシンデレラボーイ」ダニー・ガルシアが再び世界を驚かす勝利を手にするのでしょうか?それとも「アルゼンチンの破壊王」ルーカス・マティセが自慢の強打で世界に衝撃を与えるのでしょうか?スーパーライト級の頂点を決めるビッグマッチが幕を開けます。
試合は、ガードを固めて距離を詰め、懐へ入ろうとするルーカス・マティセに対して、ダニー・ガルシアが左ジャブを突きながら距離を取り、カウンターを狙う展開で始まります。ルーカス・マティセの強打を警戒しているダニー・ガルシアのボクシングが印象的な立ち上がりです。
【Photo:Showtime】
「ガルシアが無理な打ち合いを避けるボクシングで勝負してるね。マティセはどうやって距離を詰めるのかな?お互いにめっちゃ神経を使う消耗戦になるかもしれないぞ」とダニー・ガルシア陣営の作戦に興味津々の管理人。フィジカルとメンタルのタフネスが試される試合になりそうな雰囲気です。
3ラウンドに入ると、ルーカス・マティセがプレッシャーを強め、積極的にパンチを打ち込みます。一方、ダニー・ガルシアは強烈な右ストレートと左フックを打ち返して応戦。どちらのパンチも当たりそうな距離で、すさまじいパンチが飛び交っています。
中盤に入ると、ダニー・ガルシアがルーカス・マティセの突進を止めるため、ボディブローを打ち始めます。ダニー・ガルシアがボディブローを使い始めたことで、ルーカス・マティセの意識が上下に分散され、顔面に左フックが決まるようになってきました。左フックをもらっているルーカス・マティセの右目の周りが大きく腫れ上がり始めましたね。
【Photo:Showtime】
「マティセは右目が見えないんじゃないかな?紙一重の戦いなんで、マティセのトラブルは勝敗に直結するかもしれないね。しかも、この試合のガルシアは中間距離のボクシングに徹しているんで、マティセは苦しくなりそうだぞ。目がふさがる前に勝負できるかな?」とルーカス・マティセのボクシングに注目する管理人。あっという間に目が腫れちゃいましたね。
距離の違和感を少なくするため、ルーカス・マティセは接近しようとしますが、ダニー・ガルシアが左ジャブから強烈な右ストレート、左フックで突き放し、ルーカス・マティセを懐へ入れません。ダニー・ガルシアのパンチがルーカス・マティセにヒットする場面が増えてきました。
激戦区スーパーライト級を代表する2人の強打者がプライドをかけて激突する頂上対決。ルーカス・マティセの目が腫れ上がるトラブルをきっかけに、流れは一気にダニー・ガルシアへ傾き、緊迫のチャンピオン対決は激動の終盤へ突入します。
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