WBA世界ミドル級タイトルマッチ
チャンピオン | ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン) 戦績:26戦全勝23KO |
挑戦者 | マシュー・マックリン(イギリス) 戦績:33戦39勝30KO4敗 |
ゲンナディ・ゴロフキン対マシュー・マックリンの試合内容
アメリカ進出を果たした全勝チャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンが、タフなマシュー・マックリンを迎えて8度目の防衛戦を行います。村田諒太選手のターゲットで「ミドル級最強」に最も近いと言われるゲンナディ・ゴロフキンに注目ですね。
試合は、チャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンが左ジャブを突きながら距離を詰め、挑戦者のマシュー・マックリンにプレッシャーをかける展開で始まります。ゲンナディ・ゴロフキンは1ラウンドから倒しに行っていますね。
「ゴロフキンのプレッシャーが強烈すぎる!マックリンが前に出られないよ。ゴロフキンはスタートで完全に飲み込んじゃったね」と予想外の立ち上がりに驚く管理人。ゲンナディ・ゴロフキンはマシュー・マックリンをロープに詰めて強烈なパンチを積極的に打ち込んでいますね。
【Photo:HBO】
2ラウンドに入ると、ゲンナディ・ゴロフキンがさらにプレッシャーを強めます。一方、マシュー・マックリンは下がりながらも右ストレートのカウンターを狙って応戦。マシュー・マックリンの「何とかしよう」という気持ちは伝わってくるのですが、ゲンナディ・ゴロフキンが問答無用で距離を詰めてくるので、考える時間を与えてもらえません。
「マックリンは考える時間も休む時間も与えてもらえない最悪のシナリオだね。ダメージを抱える前に勝負に出ないと、ラウンドが進むにつれてジリ貧になっちゃうんじゃないかな?」とマシュー・マックリンの反撃に期待する管理人。本来はもっと戦えるボクサーなんですけどね。
3ラウンドに入ると、ゲンナディ・ゴロフキンのパンチがマシュー・マックリンをとらえる場面が増え、迎えた1分すぎ。ゲンナディ・ゴロフキンがマシュー・マックリンをロープに詰め、強烈な左ボディブローを叩き込みます!
苦悶の表情を浮かべて崩れ落ちるマシュー・マックリン。試合はこのまま10カウントを迎えて勝負あり。ゲンナディ・ゴロフキンがマシュー・マックリンに3ラウンドKO勝ちを飾り、圧巻の8連続KO防衛に成功しました。
【Photo:HBO】
ゲンナディ・ゴロフキンの強さばかりが目立った防衛戦でしたね。セルヒオ・マルチネスに善戦した経験を持つマシュー・マックリンですが、何もできないまま終わっちゃいました。ゲンナディ・ゴロフキンが立ち上がりの1分で主導権を握り、そのまま倒し切った内容でしたね。
アメリカ進出の第2弾となるマシュー・マックリン戦はHBOで放送され、HBOの解説を務めるアンドレ・ウォードがゲンナディ・ゴロフキンの戦いぶりを絶賛していました。「パウンド・フォー・パウンド」の上位にランクされるアンドレ・ウォードも認める完璧な試合運びでしたね。
圧巻のKO勝利でアメリカのファンに最大級のインパクトを与えたゲンナディ・ゴロフキン。「世界王者クラスじゃないと、ゴロフキンの相手は荷が重いよ」と実感した圧勝劇でした。2014年にセルヒオ・マルチネス、2015年に村田諒太選手との対戦が実現すると、めっちゃうれしいなあ。
ゲンナディ・ゴロフキン対マシュー・マックリンの試合結果
試合結果 | ゲンナディ・ゴロフキンが3ラウンドKO勝ち。8度目の防衛に成功しました。 |